
マツコデラックスは、
かつてはマイノリティの代表で、弱者の代弁者だったのかもしれないが、
今回のN国党の問題で、明らかなに体制側の人間であることが露呈してしまった。
事件とは、マツコが「N国党に票を入れた人の中にはふざけている人もいる」と批判をしたことに怒った立花氏からの
反論をテレビ局といっしょに無視している問題である。
それまでは自由にモノ申すキャラクターで、本当に自由に発言していたが、
この事件を機に、もう二度と自由な発言をすることはないだろう。
本人も反省しているはずだ。
簡単にいえば、現在のマツコデラックスは、自民党や既存テレビ局や新聞社、大手出版社などの
意見の代弁者なのである。
具体的には、多くのテレビCMに出ているために生じている問題なのだ。
テレビCMの契約には、「問題を起こさない、イメージダウンになる行為をしない」等の条項があり、
これがある限り、自由な発言は事実上不可能なのである。
それを瞬間的に忘れてしまったというよりも、今までのところ、上げ足を取る人がいなかったので
調子にのっていたら、N国党の立花さんにつっこまれてしまったのだ。
本人は「やられた」と思っているはずである。
テレビCMはそんなに甘い世界ではない。なぜ、年間数千万円もの金がもらえるのか?
それ相当の覚悟とが必要な仕事なのである。
ベッキーのような問題を起こすと、一気に借金地獄である。(違約金により)
彼(彼女)はちょっと考えが甘いとしかいえない。

上沼恵美子は、あれだけ人気者なのに、基本的にCMには出ていない。それは彼女の覚悟である。
東京ではあまり放送していないが、関西のバラエティ番組での発言は、マツコなんてものではない。
本当に自由に発言している。しかも面白い。彼女の旦那は、ABCの役員であった人だ。
すべてわかって、理解したうえで、腹をくくってやっているのだ。
長い目でみると、マツコデラックスはCMなんかに出てはいけないタレントである。
今回程度の問題で、無言になってしまうということは、
マツコの価値はもうないということである。
即刻すべてのCMをやめて、ちょっと前の状況にもどるか、黒柳徹子を目指すしかないと思う。
芸能界はそれほど甘くない。
もしかしたら、いま本気で引退を考えているのかもしれない。
それも一つの選択肢である。
彼の盟友である有吉弘行は、CMに出るようになって、発言は相当控えるようになっている。
かつての毒舌王の面影はないが、それくらいテレビCM出演とはリスクが大きいものなのだ。
マツコは有吉を見習うべきだ。
いくらでも毒舌のオカマはいる。
(むしろ毒舌でないオカマを探すほうが大変だ)
