MBAを米国でとるのは大して難しくない:英検2級くらいだ

私はMBAホルダーである。2000年に米国に留学し、カリフォルニアにあるNationalUniversityというところで、MBAを取得した。

はっきりいって、そんな一流の大学ではない。日本ではほとんど知られていないが、規模だけはけっこうでかいマンモス大学である。

まあ、実際にはそんなに大したことはないと思う。これは謙遜ではない。普通一般に外国人が米国の大学か大学院に入るためには、TOEFL という英語力の試験と GMATという高度な英語力と、数学の試験を受けて、ある程度の点数をとらないといけないのだ。

実は、この大学はその両方を免除されていたのである。だから、私でも入れたのだ。

TOEFLは当時は677点満点で、500点くらいとれると、まあまあいい大学院に入れたものである。私は最高で、460点くらいだったと思う。

GMATは、英語と数学の試験である。それぞれ、50点満点で、合計で50点以上とれれば、なんとかなるような感じだった。日本で真面目に数学をやっていた人は、数学で満点をとるのも難しくないので、あとは英語で何点かとれれば合格という感じだった。

私は私立文系だったので、数学は高校2年の数Ⅱまでしかやっておらず、数学は中学生のレベルであったので、全然点数がとれなかった。最高で、30点くらいだったと思う。英語は、米国人でも難しい問題しかでないので、10点とるのも難しいという感じだった。なんとか点数をあげるためには、むしろ数学を勉強するほうが確実だったので、なんかあほらしいが、数学の勉強を一生懸命やったものである。そのおかげで、なんか理科系の脳が刺激され、それから数学や物理に興味をもってしまうのだから、何が幸いするかわからないものである。

まあ、GMATは本当に難しく、最高で40点くらいしかとれなかったと思う。

ようするには、TOEFL460,

GMAT40点だから、ある程度有名な大学はすべて難しかったのである。

なんとか調べたら、NATIONAL UNIVERSITY はGMATはいらないし、TOEFLも500点でいいという。しかも、TOEFLが500点とれなくても、英語学校に2ヶ月通えばいいということなので、迷うことはなくここに決めたのだ。

けっこう適当だったのだ。まあ、そういうわけでなんとか入学できたわけである。

ここの大学院は日本人がほとんどいなかった。卒業するまでに遭遇した日本人は2名だけである。一人は今も仲のいい、Y君でY君は卒業すると、米国で起業し成功し、その後日本に戻り、日本でIT企業を設立し現在は社員70名ほどかかえる成功者になっている。もうひとりのS君は、当時日本向けのバスケ雑誌に記事を書いているライターだった。

この学校は夜学である。コアターゲットは米国で働いていてキャリアアップを目指している会社員たちである。仕事が終わった後に、3時間程度の授業を受けるということで、授業開始は18時からだった。ものすごいシンプルなシステムで、1ヶ月1教科を集中的に行い月末に試験を受け、ABC判定を受けるというものだ。卒業までは13単位なので、最速で13ヶ月で卒業し、MBAが獲得できるのだ。分かりやすいといえば、とてもわかりやすい仕組みだった。平均で、B以下だと卒業できないのである。評価は、A  A-  B+ B B− C で、郵便で送られてくるのだ。

科目は、日本語で書くと、会計、統計、コンピューター、人材開発、リーダーシップ、ケーススタディ、財務戦略、マーケティング、それと卒業論文 とかだった。授業中議論もするが、大きいのは筆記試験とレポートだった。

とにかくペーパーワークさえ、きっちりやれば卒業できるのだ。

日本人は会話ができないのは事実だが、ライディングやリーディング能力はとても高いのだ。しゃべれたり、聞けたりすることよりも、読んだり、書いたりする能力のほうが学校では有効なのである。それは日本の学校も同じである。

ハーバードビジネススクールは、必ず下位数パーセントの学生は落第させるという恐怖のシステムだそうだ。企業から派遣でいっていて、落第したらみっともないわけで、そういう理由で自ら死を選ぶ人もけっこういるという。「死にたいのはこっちだよ」といいたい。ハーバードに入るくらいなんだから、どこかの州立大学なんか余裕である。UCLAだって、そう簡単には入れないわけである。それにはっきりいって、ハーバードでも東大でも、どこを出たって出来る奴はできるし、そうでない奴はそうでないものだ。

私の学校は以外にのんびりしていた。卒業できない学生はそもそも学校に来ないような人で、普通に通っている連中は全員卒業していたと思う。

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