NHKの広告問題

政治の裏側

N国党が議席をとったので、注目されるNHK。NHKが民放のように広告枠をつくると、スポンサーの意向に従わなければならないから公平な放送ができなくなるのでやらないといわれているが、それは正しくない。確かに現状のすべての民放はそうであるが、だからといってNHKができないわけではない。民放のTV広告には、タイム広告とスポット広告というものがある。タイム広告は、「この番組は○○の提供でお送りします」というものである。一方、何かの番組を見ていると、その提供以外の広告を見ることがあるが、おおまたにいけばそれがスポット広告なのである。この広告は、番組には紐付いていないのだ。簡単にいえば、もしNHKに広告枠つくるなら、そういう設定にすればいいだけの話である。もちろん法律の改正は必要であるが、NHKは料金を大幅に減額もしくは無料にする。そのかわり、広告枠を設定するが、この枠にはスポンサーの意向は基本的に反映されない中立なものとして、定義すればいいだけの話である。「そんなことをしたら、だれも広告はださない」という意見もあるかもしれないが、私はそんなことはないと思う。実例は、ネット広告である。いまやテレビ広告を越えようとしているネット系の広告に、番組枠なんて存在しないではないか。ブログやYoutubeには番組枠広告なんて基本存在してはいない。広告主が気にしているのは、どれだけリーチがあるかであり、提供テロップなんか大した意味はないのである。 唯一のNHKの広告枠といってもいい相撲懸賞が大人気なのをみても、需要があるのは明らかである。なぜ、こういう議論にならないかというと、そうすると損する人が出てくるのだ。既存の民放である。世の中全体の広告費が同じだとすると、それをNHKに取られる分だけ、自分たちの収入が減るからである。日テレにしても、TBSにしても、突然最強のライバルが出現するのだから、たまらないわけである。彼ら既得権者が半端ない抵抗をするのは明白であるのだ。彼らは全力をあげて、反対し、それを推進する連中を抹殺するだろう。ゆえに簡単ではないが、国民にとってみると大きなメリットがたくさんある。このモデルが成功すれば、民放も見習うところが続出し、結果的にスポンサーの意向を反映した番組が大幅に減るはずである。それは番組自体のクオリティを高め、結果的に彼らの収入も増えるはずである。私は、N国党がいっているようなスクランブル放送は現実的ではないと思う。NHK改革をやるなら、国営放送としてふさわしい教育や報道などに限定したものにして、月額料金を大幅に減らす。(月額500円程度)もしくは、上記のような条件をつけて広告を解禁し、料金を減額もしくは無料化を実現するというのがいいと思う。いずれにしても、国会で議論して、国民が納得する改革をするのがいいと思う。「現状のままでいい」という選択肢はないと思う。

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