かっこいい死に方:鳥居強右衛門とアルマゲドンの主人公 

生きる理由


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「この人はかっこいいなあ」と思える人ってそうはいない。
子供の時であれば、表面的なかっこよさがかっこよさだと思っていたから、
人気者のアイドル歌手や、野球選手をみて、「かっこいい」と思ったものであるが、
ある程度の年齢になってくると、「かっこいいな」と思える人も極端に少なくなるものである。
歴史上の人物で、「かっこいい」と思えるのは
鳥居強右衛門である。
戦国時代の武士で、徳川家康の家来である奥平信昌の足軽である。1575年武田勝頼の大軍に長
篠城が包囲された際,夜に城を脱出して徳川家康に援軍を要請。帰途捕らえられ
敵軍である武田から、
「城で籠城している仲間に、『援軍がこない』という嘘の情報を言えば命を助けてあげると
ともに、家臣として武田家に迎える」といわれ一旦は承諾した。
ところが城の前にたち、「もう少し辛抱すれば織田信長様の援軍が来るぞ」と味方に
真実を語り、その場で磔になって殺されたのである。
その死に様に、敵ながら天晴れと、武田の家臣がその様子を絵に書き、現在でも残っているの
である。結果、織田の援軍が来て、武田は敗れ、徳川軍は勝利するのである。
人生でなかなかこういう場面はないとは思うが、
自分の命よりも大切な時があった時、きっちりと仕事ができるかどうかは
とても重要なことである。
人間なんていうものは、ほっておいても100年くらいで死んでしまうわけで、
それが多少早くなろうが遅くなろうが、世の中全体でみると大した問題ではないのだ。
でもそうやって腹をくくっていることができるかどうかは、
個人によって大きく異なるだろう。
自分が何のために生きているのか、明確に答えることができる人は少ない。

鳥居強右衛門は、一族の繁栄が目的だったのである。
そのためには自分の命など惜しむことはなかったのだ。
かっこいいと思う。
似ているなあと思うのが、
映画アルマゲドンに出てくるブルースウイルスである。
地球に隕石がぶつかりそうになり、そうなれば地球は滅亡する。
最後の最後に彼が自爆して
隕石を破壊し、地球は救われるのだ。
このシーンでは何回泣いたことか。
まあ、当然といえば当然なのであるが、こういう生き方をしてみたいと思うのである。
私はアメリカに住んでいたからよくわかるのであるが、
典型的な白人のアメリカ人は、このブルースウイルスの役柄のような生き方を
指示しているのだ。
なんというかサムライスピリット=アメリカ人気質
なのである。
だって、この映画はアメリカの映画であるから、当然といえば当然である。
イギリスとの独立戦争で勝ち取った国家なので、国家愛がとても強いのである。
アメリカで鳥居強右衛門の映画をつくったら、大ヒットすると思う。

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