米国人が養子をもらう理由は、犬を飼うより人間のほうが楽しいから、それは健全だと思う

生きる理由


なぜ人は犬を飼うのか?
寂しいからである。暇つぶしでもある。人間の家族の代替である。
だったら、人間のほうがいいけど、人間はいろいろと大変である。
だから、手っ取り早く犬を飼うのである。
犬を飼うのは、人間より楽だ。
人間の赤ちゃんのような授乳がないし、責任も人間に比べると低い、塾にいかせたり、
進学させることもないので、とにかく寿命をまっとうさせれば責任を果たしたことになる。
人間だと難しい躾も、犬の場合は比較的簡単だ。きっちりやれば
盲導犬なみになんでもいうことを聞くようになる。
ある意味、子育てのいいとこどりのようなものだ。
だからたくさんの人が犬を飼うのである。

だったら、人間の子供を育てたらどうなのか?
若いカップルであれば、自分で子供をつくって育てるわけであるが、年をとったらそうもいかないので
犬を飼うのである。
アメリカ人の多くは養子や里子を普通にもらっている。
不謹慎な言い方になるが、日本人が犬を飼うくらいの感覚だと思う。
それはなぜなのか?
実は税制の問題なのだということに、私は気づいてしまった。
どういうことかというと、
日本の相続税は、半分が配偶者で、残りが子供である。
米国の相続税は、すべて配偶者なのである。
このことが日本に養子制度が根付かない原因なのである。実子からみると、養子はライバルである。
自分に相続されるはずの親の財産が養子にとられてしまうからだ。
だから、反対するに決まっている。
それが合理的な判断だからだ。
親だって、そういう実施のことを配慮するから、養子なんてもらえないのだ。

ところが、米国では18歳になったら、子供は家をでていく。
米国のコメディで、ウィインズワールドという映画があるが、主人公の30歳くらいの男性が
「実は俺、いまだに親といっしょに住んでいるんだ」と小声でいうシーンがあるが、
劇場では大爆笑になるのである。どれだけ恥ずかしいことなかのかということである。
日本人は「くちポカーン」である。
基本的に18歳になったら、独立した別の大人なのである。
財産も基本的には相続できないのだ。すべて配偶者にいくので、子供には基本的にはいらないのだ。
だから、親が離婚しようが、再婚しようが気にしないのである。
養子をもとうが、どうでもいいのだ。なぜなら、独立した別の大人であるから。
実例で話をする。
ジョンレノンは大金持ちであった。その財産はすべてオノヨーコにいった。
ジョンレノンの前妻の子供であるジュリアンレノンには〇円である。
「ヘイジュード」のジュードとはは、ジュリアンレノンの愛称である。
ジュリアンが失恋して落ち込んでいる時に、ポールマッカートニーが「ヘイジュード、そんなに落ち込むなよ」
といったのがきっかけで、この名曲ができたのだ。(余談)

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というわけで、米国人は気軽に養子をもてるのである。
犬を育てた経験のある人ならわかるはずだが、人間のこどもと何にもかわらないわけである。
ただ、人間の言葉が話せないだけである。
犬は無論自分とは血縁はない、というか人類でさえないのであるのに、人間と同じようにコミュニケーションが
とれるのである。まして、人間の養子をもらえば、犬以上の関係を築くこともできるわけである。
血縁のない他人の子供を育ていることに問題はたいしてないのだ。
無論、偏見がある人はいると思うので、そういう人はやめたほうがいいと思う。
お互い不幸になる。

米国の有名人で養子をもっている人はたくさんいる。
彼らは金持ちだから例外と思っている人は大間違いだ。

データでみる。
2001年、米国の養子数は、127,000人*米国政府情報
2016年、日本の特別養子縁組は538件である。
人口比率から見ても、いかに日本が少ないか理解できると思う。

しかも、日本の養護施設には2016年、26,000人もの子供がいるのである。
*厚生労働省家庭局のデータ
もし、彼らに温かい家庭で暮らすことができたら、どれだけ幸せだろうかと思う。
しかも、ここには出てこないが、妊娠した女性が経済的な理由等で育てられない場合、
生まれる前から里親を決めて、その夫婦が育てる制度も米国では確立しているのだ。
すなわち中絶で殺されるはずだった子供も救っているのである。
これはとても大きいと思う。
今、日本では少子化対策とかいっているが、そんなことよりも、
養護施設にいる子供たちや、中絶で殺される子供を救うほうが大切である。
順番がデタラメなのである。
私の意見としては、いきなり相続税システムをこういう理由で変更するのは得策ではないと思う。
それよりは、現実的な里親制度、養子縁組の規制緩和を実現し、より多くのカップルに養子を提供する
システムにかえることである。
例えば、日本では同性愛のカップルに特別養子制度は認められていない。
それどころではない。50歳のカップルでもNGなのだ。
「子供が成人する時に70歳ですよ」といわれてダメなのだ。
これは差別である。
NHKにスクランブルをかけるより、こっちのほうがずっと大事なことだと私は思う。

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