世の中の最大の問題は「いじめ」である:過去最多54万件 10/18 産経ニュース

事件の深読み


学校でも、職場でも、友達の間でも、家族でも
いじめはある。それどことではない。
増え続けている。
単純に悪口をいったり、殴ったりするタイプから、別のかたちにシフトしているだけである。
新しいカタチのいじめは、見分けるのが難しく、困難なだけである。
企業でいうと、昔は「窓際族」という言葉があった。
役に立たないけれど、クビにできない社員に仕事を与えずに、
飼い殺しにする制度である。
そのうち、嫌になって退職してくれるのを待っているわけである。
現代の窓際族は、それだと裁判になると不利なので、もっと巧妙化している。
完全ないじめである。でも、合法なのだろう。
やられるほうも、給料はもらえるのだから、マシだと思っているのかもしれないが、
それは違う。
いじめで、プライドも心もズタズタになって、ボロボロになっているのだ。
そこから回復するのは至難の技だ。
企業の人事担当は、裁判で不利ならずに、できるだけ早く退職してくれるいじめの方法を考えている
「いじめっこ」である。これをまともな精神状態でやれるわけもない。
学校ではそんなレベルじゃないわけである。
政府はここに予算を大量につかうべきである。
年金なんてどうでもいい。年をとったあとよりも、今の方が大事だろう。

いじめ問題を現象でとらえると、解決できない。
発熱して、氷枕で冷やすようなものだからである。

熱がでる根本原因を対処しないと、解決しないのだ。
私の高校には、いじめがほとんど存在していなかった。
男子校で女子がいないこと、進学校で受験だけが重要だったこと、若い先生しかいなかったこと
が要因だと思う。

いじめ問題を解決するためには、社会構造を変えない限り不可能なのである。
いじめは、学校の問題でも、会社の問題でも、家庭の問題でもない。
社会の問題なのである。

いい大学に入り、いい企業に就職したら、多くの人は「おめでとう」という。
では、そうでない人は敗者なのだろうか?
今の日本では敗者なのである。
なぜ、医学部の偏差値があれほど高いのか?
医学部に入り、卒業し、医者になれば勝者だからである。
みんなそう思っているわけである。

こういう社会である限り、いじめがなくなることはない。断言できる。
日本のGNPが世界一になったとして、うれしいのか?
政府は喜ぶかもしれない。
結果として金持ちはよろこぶだろう。
国民全部が、「世界一幸せだと思える国」を目指すほうがよっぽど健全であるが、
そんなことをいう政治家はいない。
票にならないからである。

ブータン国王夫妻が日本に来た時、多くの人は感じたはずだ。
彼らのほうが幸せだと。
別に、ああいう暮らしをする必要はない。
我々なりの暮らしの中で、もっと幸せな暮らしをすることはいくらでもできるはずである。
それを目指していないことが問題なのだ。

経済発展と、幸せな生活を天秤にかけたら、
間違いなく、幸せな生活を優先するべきなのに、
多くの人は間違っている。
経済発展することが幸せだと洗脳されているのだ。
経済発展は手段であり、目的ではない。
順番が逆なのである。
食べ物が全員の手に入らない時には経済発展が優先される。
今、日本に餓死する人は存在しない。
幸せを優先するべきなのである。
幸せとは何か、から真剣に議論し、模索しなければいけないのだ。
一番大事なところを省略して、なんとなく勢いで、生きているのが現代日本社会なのだ。
スタートはいじめ撲滅でもいいと思うが、
とても重要な話なのである。
我々はとても頭がいい。もしきちんと問題を整理することさえできれば、多くの人がソリューションを
勝手に考えてくれるのである。
キーワードは絆だと思う。
人と人の絆を強くなるような社会を目指すことが重要である。
絆が切れる、弱くなるようなことは排除していくのだ。
そんなに難しいことではないと思う。
まずは問題であると認識することである。

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