日米、お笑いの決定的な違い:コメディ映画が存在しない日本

楽しいアメリカ生活

アメリカで生活して気づいたことなのであるが、
日米のお笑い(コメディアン)の決定的な違いについて書く。
結論からいうと、
アメリカのコメディアンのゴールは、映画俳優で、
日本のコメディアンのゴールは、バラエティ番組の司会者である。
アカデミー賞の主演男優賞を2回獲っている、トムハンクスはコメディアンである。

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ジムキャリーも、アダムサンドラーもコメディアンである。
彼らの稼ぐ金は桁が違う。
なぜなら、世界がマーケットだからだ。
アメリカでナンバーワンのお笑い番組である「サタデーナイトライブ」で人気がでた
コメディアンは、すぐに何かの映画に出演し、そこから
世界的な大スターになっていくのである。
日本でもかつてはそうだった。
「男はつらいよ」の渥美清はコメディアンであり、映画俳優である。

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クレイジーキャッツや、ドリフターズなども、たくさんの映画をつくっている。

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今見ても、腹がよじれるくらい面白い。
ところが、渥美清がなくなって以来、コメディアンが映画に出る例がなくなったのだ。
誰も第二の渥美清を目指す人さえ存在していないのが実情である。
日本の芸人のゴールは、バラエティ番組の司会者である。
松本人志が映画監督になったが、成功したとはいえないだろう。
ビートたけしは監督としては成功したが、コメディアンとして成功した映画はない。
そして現在、誰一人としてコメディ俳優を目指す芸人はいないのだ。
簡単にいうと、ジムキャリーを目指しているコメディアンがいないのである。
「男はつらいよ」の大成功を見てわかるように、映画自体がダメになったわけではない。
日本には、三谷幸喜などすぐれたコメディ映画の監督がいるのに、
コメディアンが、コメディ俳優を目指さないのである。
TKOの木下とか、
雨上がり決死隊の宮迫とか、
はまるキャラクターをつくることができれば、「男はつらいよ」のような
映画をつくることは十分可能だと思う。

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なぜ、できないのか?
一言でいえば、コメディアンの問題ではなく、日本映画界の問題である。
日本映画界のレベルが下がっているのである。
昔は優秀な人材が映画界に流れていたのに、今はそれがバラエティ番組にシフトしているのだ。
コメディ映画は一番難しいのだ。
笑わせて、泣かせるのだから。
コメディ映画とは、2時間のコントなのである。
相当な力量がないとできないのだ。
でも映画俳優は必ずしもネタを考える必要はなく、演技ができればいいのである。
それに気づいた、ピースの綾部は、ニューヨークに拠点に移したのだとすれば
すごいと思う。
彼はハンサムだし、面白いし、演技もできるから、日本のジムキャリーになれると思う。

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