路上で泣き続ける幼児への対応をどうするか?

人生相談

母親は「もうあんたを置いていく」といって恐怖訴求をした

おそらく何か駄々をこねたのだろう。3歳くらいの男の子が、

路上で大泣きをしていた。

母親は、「もうあなたを置いていく」といって先にいって様子をみていた。

男の子は路上で這いつくばって泣いていた。

よくある風景であるが、見方によれば虐待である。

そう思われるリスクも、母親は当然感じているだろう。

結局動かなくなった息子を母親は引きづりあげるように抱きかかえ、

持って行ってしまった。息子は相変わらず大泣きをしていた。

どうすることが、最善だったのだろうか?

このお母さんはいいお母さんである。なぜなら、子供が甘えているから。

甘えの感情を出せるということは、ある程度の信頼関係ができているからだ。

全く心を許さない相手に駄々をこねたりはできないものだ。

知らないおじさんがやってくると、小さい子供は固まるか、

泣き出すのは、信頼関係がないからである。

時間があれば、付き合ってあげたほうがいい

忙しい時であれば無理かもしれないが、ちょっとでも時間があるなら、

できる限りその場にいてあげたほうがいい。子供は感情のコントロールができないので、

パニックになるのだ。手を握ったり、抱っこしたりしてあげると、

心が落ち着くものである。彼が感じている不満を共感してあげることが

大切である。彼がお菓子を買ってもらいたいと思っているなら、その気持ちを

共感してあげることである。

抱っこしながら、「お菓子が欲しいのはわかるけど。今日はだめ。さっきたべたでしょ?」

とか、いってあげると、自分が何に怒っているのかをわかってもらってると

感じるだけで、心は落ち着くのである。

泣き続けたとしても、多少はよくなっているのだ。

叱っても、心は成長しない

いけないことは子供はわかっているので、駄々をこねているのだ。

叱られるとわかって暴れているので、叱ったとしても、生み出すものは何もない。

ここが大切なのであるが、最初に泣いている理由は、「お菓子をかってもらえない」

ということで泣いていても、そのあと泣き続けている理由は、

「お母さんが自分のいうことを聞いてくれない」にシフトしているところなのである。

思い通りにコントロールできない苛立ちから泣いているので、

さらに不満が大きくなるのだ。無論、無意識である。

下手をすると、もうお菓子のことを忘れている場合すらある。

でも母親は相変わらず「お菓子がほしいのね」と見当違いのことを思っていることも

多くあるのである。

共感してあげることが、一番大切

人は感情を他人を共有化できた時に心が成長するものである。

順番としては、間違いなく、自分の感情を他人が共感してくれることである。

自分の気持ちを母親がしっかりと受け止めてあげることができれば、

今度はクラスで泣いている友達がいれば、彼が共感して慰めてあげることが

できるようになるのだ。だから、こういう時は実は子育てにおいて

ものすごく大きなチャンスなのである。

言葉も重要であるが、抱っこしたり、スキンシップもとても重要である。

恐怖訴求はマイナスの影響のほうが大きい

置き去りにするふりをして、泣くのをやめさせようとするのは、

叩いてしかるのと方向性は同じである。手で殴る暴力ではなく、

態度での暴力である。よって、マイナスの影響のほうが大きくなる。

でも最悪な行動ではない。最悪は関心を持たないことである。

いずれにしても、いいことではないので、やめたほうがいい。

トラブルこそが成長のチャンスであり、うまく活用する

全く問題なく育てやすい子供は大人になると大問題を起こすものである。

それが普通である。

子供の時に起こす問題が多ければ多いほど、その子供は立派な大人に近づいていく。

問題を起こす子供はいい子供である。

なぜなら、改善点を教えてくれているので、きちんと成長できるから。

親があまりにも、自分のエゴを押し付けようとすると、子供はそれに従い

精神が崩壊していく。

太宰治の人間失格などは、そのいい例である。彼は結局若くして自殺している。

これは当然のなりゆきだと思う。

親のエゴで育てると、自分の意思がある人間であればあるほど、

耐えられないので、崩れていくのである。

子供の成長は、自分自身の成長

理想的な環境で、理想的な人間に育った人はそんなに多くない。

私の知る限り、人格者と言われるような人の多くは、とんでもない

ひどい状況を経験している場合が多い。

それを乗り越えたから、人格者になるのだ。

自分の親が自分にしてきた教育がすべて正しいということは、あまりないと思う。

すべての親は試行錯誤して、正解のない答えをだすために、自分なりに

努力しているわけである。

教育で大切なのは、自分の経験値だけで判断しないことである。

「自分はこうだったので、こうすればうまくいく」と思っているかもしれないが、

それはたまたまあなたにあてはまっただけで、すべてのケースにあてはまるわけではない。

もっといえば、本当にそれでよかったのかもわからない。

まずは、ちょっとネットで調べるだけで、山のような情報が出てくるはずなので、

調べることがとても重要だと思う。

その上で専門家の意見を聞くのが理想だが、なかなかそれはできない。

試行錯誤しながら、やるしかないのである。

子育ては自転車の乗り方を教えるようなもの

自転車の乗り方を教えるのは、子育ての究極の姿のような気がする。

最初は付き添って、ひとりで乗れるようになり、ある程度乗れるようになったら、

無視するのではなく、見守ってあげるわけである。倒れたら、助けてあげるけど

ずっとそばにいるわけでもない。そばにいてあげるタイミングと、見守ってあげる

タイミングが重要である。

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