自転車屋で空気入れに金をとる意味について

ためになる話

無料〜10円〜50円〜100円 が相場である

おそらくガソリンスタンドで空気を入れるのに金をとる店はない。

窒素ガスは別である。

自転車屋では、金をとる店もけっこうあるわけである。

女性やお年寄りは力が弱いから大変なのである。金を払っても、

電動ポンプをつかったほうがいいという人はいるのだろう。

一方で無料でやってくれる店もけっこうある。

どっちがいいのだろうか?

100円で、1日10件以上の需要があるならやったほうがいかも

もしその程度の需要があるなら、売り上げが1ヶ月30,000円であり、ほぼ利益なので、

小売店であれば、まあまあのビジネスである。続ける意味はあるかもしれない。

でも、もし5件以下ならすぐに無料にしたほうがいい。

そこで、入る利益よりも、しょっちゅうその店に来るようになれば、

結果的に、買い替えとか、パンク修理などで利用してもらえる可能性があがるからだ。

まあでも、100円で定期的に利用する人がそんなにいるとは思えないのである。

100円ショップでスプレータイプの空気入れが売っている

100円ショップで売っているスプレータイプの空気入れは、

複数回使用できて、ほぼ電動式の空気入れのクオリティと変わらないわけで、

そっちで代用できるからである。

同じ金額を払うなら、そっちのほうが百倍マシである。

金をとるのは基本的にマーケティングを知らない人

いずれにしても、自転車の空気入れだけで、店舗を経営できるわけはなく、

金をとってうまくいっても、小遣い程度の儲けにしかならないわけである。

空気を入れる時というのは、困っている時である。

困っている時に、人から親切にされると、人間はその相手に過剰な親近感を持つものであり、

無料にしておけば、多くの人は交換を持つわけで、それは経営にとって、とても

重要なユーザーとの絆づくりに役立つわけである。

それを利用できない人は、経営センスがないとしかいいようがない。

どこで種をまいて、どこでそれを回収するのかという視点を持つ

自転車はメンテナンスが不可欠な道具である。かならず、タイヤに寿命は来るし、

パンクをしたり、ブレーキが磨り減ったりするわけである。

実は安い自転車を買うと、メンテナンスのほうに金がかかってしまうこともよくあるわけだ。

8000円で購入した自転車の前後2つのタイヤを交換したら、工賃とタイヤ代で、

おそらく1万円くらいかかるだろう。

自転車を捨てようとしても、捨てるコストもかかるわけで、

メンテナンスは重要なのである。多くの自転車屋さんは、メンテナンスを収入源にしている

はずなので、人とのコミュニケーションと絆づくりはとても重要である。

人間は困っている時に意地悪をされると恨みを持つ

例えば突然の雨が降り、コンビニにいったら、1本千円の傘しかおいてなかったとする。

なんか大損したような気分になったことはないだろうか?

最近コンビニのビニール傘は、五百円程度のものに固定されていると思う。

そのかわり、65CMとかの大きめのものにしている。

あれは、1000円だと高すぎるが、500円だと微妙だけど、

大きめサイズだから仕方ないなと思えるからだと思う。

彼らはマーケティングのプロ中のプロなので、そのあたりは

抜け目ないのである。

ゆえに、自転車屋の空気入れ料金は無料のほうがいい。そこで1ヶ月数百円もうけるより、

絆をつくって、その何倍ももうけるほうが効率がいいからだ。

ただしいマーケティングをやると、やられたほうも気分がいいので、

結局社会全体の満足度もあがるのである。世の中をよくするという視点を、

ビジネスに入れている企業は成功しているのは、そういうわけなのだ。

別にボランティア的な考えではないのである。

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