MBAを取る時に、心からそう思った
日本で文科系の大学に入学しようとすると、英国社のテストをするわけである。
英文科や、国文科や、社会科の教員になりたいのであれば、
受験教科と自分のやりたい勉強が同じなので問題はないが、
IT関連や、専門性の高い分野の勉強をするのであれば、3教科と
自分の学びたい教科のギャップがあるものである。
米国でMBAを取る時に、試験は英語と数学である。英語は仕方がないと思う。
だって、英語で授業を受けるのだから。数学は必ずしも、関係ないのである。
でも、私は試験にパスするために一生懸命やっていた。
英語で点数を取るよりも、数学で稼いだ方が総得点が高くなるからである。
でも、本当に嫌だった。「俺は30歳をすぎて何をやってるんだ?」と
よく考えたのを思い出す。勉強をしていると胃が痛くなったものだ。
意味のないと思われることをやるのは、辛いものである。
自分がやりたいことを勉強している時は楽しい
数学の勉強は胃が痛くなったが、英語の勉強をしている時は楽しいのである。
やりたいからである。ある程度は仕方がないとは思うが、胃が痛くなるような
勉強はできるだけ、やりたくないものである。
やりたい科目がはっきりしているなら、偏差値なんてどうでもいい
偏差値の高い大学を目指すのは悪いことではないと思うが、やりたい勉強があるなら
それに関する勉強を早くはじめたほうがいいと思う。だから、多少偏差値が低い
大学であっても、その教科を学べるなら、そこに入ってしまったほうがいいと思う。
特に学びたいものがないなら、大学なんて行く必要はないわけで、
別のことをやるほうが、マシだと思う。
現代の日本において、医学部などの具体的な資格が取得できる以外の学部はあまり意味がないと思う。
私は東海大学の政治経済学部経済学科を卒業したが、経済学に関してはほとんど
意味がなかったと感じている。意味があったのは、法学の授業と、社会科の教員免許を
取得するための、教育関連授業だけであったと感じている。
経済学に関しては大学の授業よりも、卒業した後に、独学で学んだことのほうが
はるかに役立っており、大学の授業はあまり役立っていないのである。
ホリエモン、ビルゲイツなど、多くの人が大学を中退する理由は理解できる。合理的な判断なのだ。あまり意味がないのである。
ビジネスで何かをやろうとしている人の多くが、大学を中退する理由は、卒業しても
意味がないと思うからである。体感値として感じるのだと思う。そしてそれは多くの場合
正しいのである。自分がやろうとしていることが、本当に大学で勉強できることなのかを
よく検証したほうがいい。経営学部にいっても、経営のことはほとんど学べないわけである。
簿記の資格はとれるかもしれないが、それは経営ではない。簿記である。むしろ
経営とは対局なのかもしれない。
学校は、人生を考える場所なのか?
もしそうなら、時間の無駄かもしれない。仮にそう思ったとしても間違いではないと思う。
でも大学を卒業しないと、いろいろと問題が起きるのも事実である。だから、
どこでもいいから、とりあえず卒業するというのは悪い選択肢ではないと思う。
海外にいくと、大学を卒業しているかどうかで、大きな差があるからである。
結論:やりたいことをやる
大学を卒業したいと思えば卒業すればいいし、嫌だと思えばやめればいい。
自分の気持ちに従うことが大切である。わたしは大学をやめようとは思わなかった。
なぜなら、企業に就職をしたいと思っていたので、大卒でないと就職できないことを
知っていたからである。起業は全く考えていなかったので、
選択肢はなかったのである。もし、起業を考えていたら、卒業していなかったかもしれない。
比較的私は自由奔放な性格であると思うが、それでも起業ということを考えてことはなかった。
少なくとも大学をでていきなり会社をつくろうなんて思わなかった。
意外に保守的なのである。
おそらく当時であれば、99%の人間がそうだったのだと思う。
もし私が現在20歳なら、100%起業すると思う。だってそのほうがワクワクするから。