アドルフ ヒトラーと麻原 彰晃の違いについて

事件の深読み

スケールは違うが似ている2人

ヒトラーは言うまでもなく、人類史上最も残虐な行為の一つである

ホロコーストを行った張本人である。一方、麻原彰晃は日本において、オウム真理教を

たちあげて、サリンによる大量虐殺を企てて、実行した犯人である。

スケールは違うが、やっていることは、同じようなことをやっているわけである。

決定的に違うのは死に方である。

敗戦が濃厚になってきた時に、ヒトラーは拳銃による自殺を選び、そして

死んでしまった。一方の麻原は、最後まで隠れ通そうとして、見つかったのは

建物の隙間に潜伏していたのである。かっこ悪いというか、「死にたくない」

という気持ちが滲みでていたのを思い出す。

どう違うのか?ヒトラーは自分の死を予測していた。

ヒトラーは、敗戦してしまえば、自分が殺されることを予想していたのだ。

殺されるくらいなら、自分で死んだほうがマシだと思い。自殺したのである。

彼は冷静に自分に起きる状況を予測して、人前にさらされて絞首刑などになるくらいなら

この場で、自らの手で死ぬほうがマシだと思ったわけである。

ようは、自分のやっていた内容を正確に把握していて、ダメなら死ぬしかないと、

理解していたのである。逆にいえば、もしドイツが米国より先に、原子爆弾を開発し

それを米国に落としていたら、彼のプランは達成できた可能性が高いわけである。

ドイツの能力は凄まじく高く、ドイツ空軍では、ジェット戦闘機の原型までできていた

くらいなので、不可能な話ではなかったのである。

麻原は、行き当たりばったりだった。

ヒトラーのプランに比べて麻原のプランは、プランにさえなっていないものである。

電車の中で何人か殺せば、あっという間に警察が動き出すに決まっているわけで、

そのまま逮捕されてしまうことはアホでも予想できる。でも、なんとかなると思っていたの

であろう。そして、逮捕されるのだ。ゆえに、死にたくないので隠れたのだ。

ヒトラーのプランが超現実的で、実現まであと一歩のところまで行っていたのに

対して、麻原は子供のいたずらレベルの話である。

誰がどう考えても、「逮捕されて死刑」以外の道はないことをやっているのである。

最後に自殺する人は怖い、命乞いをする人はただの変な人の場合が多い

大事件を起こし最後に自殺をする人は、正確に状況を読めている人である。わかっているから、

自殺するわけである。つまり計画の完成度がかなり高いので、リスクもすべて理解した上で

行動しているのだ。よって、そのリスクが現実化した時には、潔く自死を選ぶのである。

逆の見方をすると、その人が自殺をしない状況というのは、反撃できる可能性が高い

と読んでいるわけで、かなり危険な状況なのである。

イラク元大統領のサダムフセインは、戦略家ではなかった

フセインの最後は、米軍に捕らえられ、最後は絞首刑で死んでいったわけである。

つまり、彼は自分が殺される状況を理解できていなかったのである。あえて、絞首刑を

選ぶのであれば、自首するはずで、捕まって殺されるというのは、軍人としては

残った自軍の兵士の指揮が大幅に低下するわけで、合理的にそれをとる人間はいないのである。

100%自分が悪いと思って降伏するのなら、理解できるが、そうでもないのだ。

つまり、彼もまた行き当たりばったりだったのである。

IS指導者バクダディは自爆で死んだ

最近、IS指導者のバクダディが自爆で死んだという報道が出たが、彼はおそらく

フセインの死を反面教師にしていたのだと思う。というか、軍人であれば普通のことである。

ある意味、フセインのほうが特殊である。

私は深読みして、何らかの形でフセインを生け捕りに捕らえた米軍が、最新の薬物を使用して

サダムフセインの精神をコントロールし、ロボット状態にしていたのではないかと

疑っている。あれだけの大軍を率いいていた指導者がそんなに愚かだったとは、

にわかに信じがたいからである。

おそらく麻原はただの変な人だったのだと思う

麻原に関しては、様々な情報がでているので、それに大きな嘘はないと思う。

日本警察が彼らを野放しにして、やられてしまったのは事実であり、

嘘をつく理由もないからである。

アメリカでよくあるのが、銃を乱射して多くの人を殺してその場で自殺する事件である。

これは狂人ではない。かなり周到に準備した計画殺人なので、こういう事件が

一番恐ろしいのである。そういう殺人計画を作ること自体が狂人という人もいるが、

そういう意味ではない。ある程度、その先のことも読めて行動しているかという視点である。

そういう人間が起こす事件に巻き込まれたら、一巻の終わりなのである。

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