安倍さんはすごい政治家ではない。結果を出していないから。

政治の裏側

長くその地位に留まろうが、政治家の評価は結果である

多くの人は忘れかけているが、鳩山由紀夫がひきいるどうしようもない

民主党政権の後に、自民党が政権をとったわけで、

誰が首相をやろうが現在の状況に対して違いはなかったはずである。

安倍さんは無難に職責をこなしていたかもしれないが、

彼の功績により成し遂げたことはほとんどないことを忘れてはいけない。

おそらく北方領土返還を実現したかったのであるが、

事実上もう無理であろう。

ゆえに、「せめて憲法改正を」という気持ちはわかるが、

仮にそれが実現したとしても、それほど大きな話ではないと思う。

私が考える戦後に結果を残してきた政治家について述べさせてもらう。

佐藤栄作:沖縄返還

私が子供のころは沖縄は米国だったのだ。沖縄に行くのにはパスポートが必要であり、

逆に沖縄の人が東京にやってくるときには、パスポートが必要だったのだ。

自治権は米国に完全に移行していたのを、日本に戻したというのは、

当たり前のことではない。米国が拒めば、現在の北方領土のように、今でも日本に返還

されていない状況が続いていたわけである。

戦争で負けて奪われた沖縄を、平和的に交渉で返還させたということは、過去に

ほとんど実例のないことであり、ものすごいことなのである。

彼がノーベル平和賞を受賞した理由は、非核三原則ということになっているが、

どう考えても、沖縄返還以外にありえないと思う。

田中角栄:日中国交正常化

今、普通に日本人が中国に行き、中国人が日本に来れるように

なったのは、田中角栄の功績である。現在とは比べものにならない東西が緊張していた

状況下で、国交を正常化させるのは、大変な労力だったわけである。

キングメーカーだったり、日本列島改造など多くのことをやってきた

田中角栄であるが、最大の業績は日中国交正常化である。

小泉純一郎:北朝鮮から拉致被害者を奪回

これは記憶に新しい。

小泉さんの最大の業績は、郵政民営化ではない。拉致問題である。

これは彼の最大の功績である。これだけわかりやすい功績を残した人も稀である。

これがなければ、いまだに多くの人は「拉致事件は本当にあったのか」と

疑っていたわけで、これだけのことをやりとげた実績は、小泉さんが最高ではないか

と思う。彼の個人的な能力であると思う。

菅直人:薬害エイズ事件

菅直人は首相としてはダメだったと思う。特に、東北大震災のときの対応は

最低だった。首相としての評価は低いが、彼が厚生大臣だった時の

薬害エイズ問題に関する対応は見事であり、過去に例のないものだった。

彼以外の人間が厚生大臣だったら、この問題はウヤムヤになっていた可能性が

高いと思う。この実績は過小評価されているが、

それまでの日本ではありえないことである。隠蔽が当たり前の、

官僚組織を斬りこむことに成功した数少ない政治家である。

安倍さんには実績がない

それは本人が一番よくわかっていて、感じているのだと思う。

憲法改正にあれだけがんばっているのは、「せめて憲法改正くらいやらないと、

俺はなんだったんだ」と思っているからである。

政治家の役割は、現状を変えることである。

今のままでいいなら、政治家は必要ないのだ。

官僚に任せればいいだけの話である・

安倍さんはせっかく権力を持っているのだから、もっとやれることがあるはずである。

拉致問題に積極的でないのは、小泉さんの二番煎じだからであろう。

2回目のインパクトは大したことがないとわかっているのだ。

もっと真面目に拉致問題に取り組めばいいと思う

横田さん夫妻だけでなく、北朝鮮に家族を残している多くの人にとっては

切実な問題である。トランプとの交渉をみてもわかるように、

金正恩は打てば響くタイプの政治家である。

こっちが条件をだせば乗ってくるのは間違いないのに、全くやろうとしない

のは、そういう理由だろう。

経済的に北朝鮮は苦しいのだから、ODAで数百億円を援助するといえば

喜んで人質を返してくれるだろう。先例もあるので、北朝鮮の内政的にも大した影響はないのは

証明されているからである。

残り少ない任期を有効に使う意味でも、拉致問題解決は有効である。何人か人質が

帰って来れば、内閣も自民党も支持率があがるので、憲法改正も簡単にできるはずである。

一挙両得なのだから、それをやるべきである。

それをやらない理由は、どうせ何かの既得権者への配慮なのだと思う。

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