朝三暮四という諺は間違っている:朝4つもらうほうが明らかにトクである

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朝三暮四の意味

朝三暮四とは、猿に朝3つ、夜に4つ食べ物をあげるといったら怒り出し、

朝に4つ、夜に3つあげたら喜んだという逸話から、目先の違いに気を取られ、

結局は同じであることに気づかないこと、という意味である。

でも、よく考えてみると、間違っている側面のほうが多いことに気づいた。

怒る猿の理由は合理的である(リスクを想定しているのだ)

本当に腹が減っていて、それを小猿に分けるような場合、

夕方では間に合わないかもしれないわけである。

おやつ的なものであれば、同じようなものかもしれないが、

状況次第である。それに、この諺ができた頃は、社会情報も不安定で、

朝もらったからといって、夕方も同じ人が同じようにくれるとも

限らないわけで、確実に手元においておいたほうがいいに決まっている。

例えば、朝多めにもらって、栄養をつけて、自力で食料を確保すれば、夕方に

追加の3個をもらわなくても、大丈夫かもしれない。

またはその1個を別の猿に与えて、木の実を拾わせにいくという手もあるわけである。

この諺はかなり細かい制約条件意外では、成り立たないものであり、一般論としてくくるのには無理があると思う。

ちょっとしたお菓子的なものであれば、まあそうかもしれないが、

例えば遺産のようなもので考えると、全然違うと思う。

例えば親が1億円の財産を持っていたとして、それをすべて死後にもらうとする。

でも100歳まで生きてしまい、もらえる時、本人は80歳だったら

ほとんど意味がないわけである。

若い時にもらえるお金と、老人になったからもらえるお金の価値は全く違うわけである。

お金をためて、80歳で自宅を買うようなものである。

ようするに、早めにもらっておけば、それを元手に金利に相当する部分を稼げる

可能性が高いわけで、そういう視点からみると早くもらったほうがいいのだ。

いずれにしても、同数なら早くもらったほうがいい

朝3個もらって夕方4個もらうのと、朝4個もらって夕方3個もらうのは同じではない。

夕方多くもらうほうが、もらえないリスクが増えるだけだから、怒る猿は優秀である。

それを、「同じことだ」と思うほうが愚かである。

金利の概念と、リスクに対する備えがないわけである。

朝3個にすれば、夜さらに増やして5個もらえるなら、悩んでもいい。

これは悩む価値があるし、もらえないリスクが少ないと判断するなら、

待った方がトクである。総数が増えるのあるから、それはありえると思う。

実際にこの話は、マシュマロ実験という手法で子供向けにやっているのだ。

小さい子供に、「ここにあるマシュマロを私が戻ってくるまでに我慢して食べなかったら

もう1個あげる」といって、自制心があるかどうかをみる実験である。

そして、ここで我慢できた子供のほうが、将来年収がはるかに高くなったそうである。

朝三暮四とは、ちょっと違う話である。

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