ゴーンの脱獄問題から、子殺しの元事務次官が収監される

事件の深読み

保釈制度を利用して海外に逃亡したカルロスゴーン

起こるべくして起きた事件である。日本の警察及び法務関係の問題点がはっきりと露呈してしまったわけである。問題点としては、保釈制度である。保釈というものもは、そもそも逃亡する可能性が極めて低い場合に特例として認めれれるものであり、逃亡する可能性が高い容疑者を保釈したことに最大の問題があるわけである。そもそも、誰が逃亡の可能性が高いか低いかなどということは、はかることができないわけである。

先日保釈された、元事務次官も保釈が取り消されると思う

今回は警察・検察の失態であり、大幅に様々な問題が修正されるはずである。何でもそうであるが、一回こういう事件が起きて、同じようなことが二回続けて起きてしまえば、組織の問題になるわけである。組織の問題になると、担当者が更迭されたり減給されたり、場合によっては解雇されたりするわけで、誰もそうはなりたくないので、それなりの再発防止手段を実施するわけである。自分の息子を殺害し、懲役6年の実刑判決を受けた熊沢元事務次官は異例の保釈を受けたわけである。こんな話はほとんど聞いたことがないわけで、元事務次官ゆえの特例である。彼が保釈中に問題を起こせば、また検察警察の失態ということになるわけである。

熊沢被告は、海外逃亡はしないが、自殺する可能性がある

彼がゴーンのように海外逃亡する可能性はほとんどないと思う。やる意味がないからである。でも、自殺する可能性はあると思う。自分自身の子供を殺したわけであり、本人も供述の中で「自殺しようとしたができなかった」といっているわけである。また、彼の実娘も自殺しているわけで、彼自身が自殺する可能性はかなり高いと思う。もちろん、刑務所内や拘置所内で自殺することは不可能ではないが、24時間監視されているわけで、そう簡単にできるものでもないのである。

自殺したしまうと、それはそれで保釈が原因ということになる

ゴーンとは全く違う問題であるが、罪を犯した人をきちんと法の裁きを受けさせて、服役させることは、大切な国家の役割である。結果として、熊沢が自殺でもしてしまえば、これはこれで当局の失態になるわけである。そうなる前に、責任をとらされるのが嫌な人がたくさんいるわけなので、近日中に、熊沢の保釈は取り消されるのではないかと思う。

問題は、こういう事件が起きない限り、解決しないことが多い

普通に考えれば、世界中のほとんどの国で実施しているように、保釈された被告人はGPSを24時間装着して管理されるわけである。こんなことは当然であると思うのであるが、日本では全くそういう動きがなかったわけである。でも、ゴーン氏がこういう事件を起こしてくれたおかげで、これから急速に動き出すはずである。

憲法9条問題も同じである。問題が起きれば、瞬間的に解決する

安倍首相は憲法9条を改正しようとしているが、おそらく難しいだろう。現在人気がどんどん低迷しているし、国会で2/ 3以上の改正票を集めるのは困難だと思う。「有事の時に必要だ」といくらいっても、問題が起きない限り何もおきないものである。もし、北朝鮮がミサイルを発射し、日本のどこかの都市が破壊されてしまえば、あっという間に憲法9条は改正されるはずである。そうなる前に、改正したほうがいいと私は思うが、世間の多くの人は思わないわけである。

経験しないと改革できない人は愚かだと思う

自分で実際に経験しない限り、何も変えようとしない人はたくさんいる。そういう人のほうが多いと思う。自分の経験値だけを信じるということは、決して頭のいいことではないと思う。例えば、株で損をしたから、「株式投資はよくない」と思っている人は多くいる。不動産投資で儲かったから「不動産投資はすばらしい」と思っている人も多くいる。どちらも、うまくいくこともあれば、失敗することもあるわけで、正しいとか間違っているという問題ではない。ようはやり方の問題である。自分自身の経験だけで判断すると、うまくいくこともあるが、そうでないこともあるわけである。ようは、自分で経験値を重ねるのは重要であるが、それ以外の情報もしっかり取り入れて、総合的な判断を行うことが重要なのである。どっちも重要なのである。それを、どちらかだけで、判断するのはよくないということなのである。

日本の司法制度には問題点が山のよう存在している

ゴーンが「日本の司法制度はおかしい」といっているが、それはその通りだと思う。だいたい、起訴されてからの有罪率が99%というのは、裁判の意味が全くないのと同じである。検察が起訴すれば、99%有罪が確定していて、あとは量刑だけの問題なわけである。例えば性犯罪などで、明らかに犯罪行為を犯しているのに不起訴処分される事例が多くあるが、あれは大問題であると思う。明らかに犯罪行為を犯しているのに、最終的に無罪かどうかを、裁判をする前に検察が決定しているわけである。理屈で考えればわかるが、強姦としう刑事事件を犯しているのに、民事的に和解金が支払われていて被害者の感情を考慮して不起訴にするというのは筋が通っていないのである。裁判を行った結果、無罪になるのであれば、理解できるが、そもそも起訴されないということ自体に問題があるわけである。熊沢元次官をとっとと収監して、罪をつぐなってもらいたい。

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