3歳の時に秋田県に住んでいた(1969年)
私は生まれは東京で、1歳くらいの時に、秋田県横手市に家族で引っ越しをした。
物心がついた時は、秋田県だったのである。
おそらく普通は3歳くらいの記憶は曖昧な人が多いと思うが、
雪深い秋田から、東京に引っ越ししたというインパクトが大きかったので、
幼少期の記憶はかなり鮮明に残っているのである。
自宅の近所にスキーができる広場があり、そこで母といっしょにスキーを滑った
日のことはよく覚えている。

スキーといっても、自分で滑ったのではなくて、母のスキーの後ろにこんな感じで
乗っかっていたのである。
小高い丘の上までスキーをかついで上がり、そこから緩やかな斜面を数百メートルくらい
すべり降りるのである。
母に聞いてみたところ、当時は日本にリフトはほとんど存在してなくて、
スキーというものは、人が自分で担いで山に登り、そこからすべり降りるという
むしろ冬山の登山の一部のようなものだったとのことである。
リフトに乗るのが当たり前だと思っていたが、そうではなかったのである。
考えてみると、なんか不思議な気がする。
なんかとてもワクワクして楽しかったことを思い出す。
先日、上越のかぐらみつまたスキー場で滑っていた時に、ふいに昔の日のことを
思い出したのである。楽しい思い出である。