10億円の資産が9億円減り、自殺した人

事件の深読み

これは実際の話である。リーマンショックで金融資産が暴落し、10億円の価値があった資産が1億円にまで減ってしまいショック自殺した人がいたのである。まあ、9億円も失ったのであるから、ショックは大きいわけである。理解できないこともない。でも、一方で1億円まだ持っているわけである。1億円というのは、けっこうな金額で、世の中の99%の人は所有していないくらいの金額である。日本が金持ち国家でも、1億円のキャッシュをもっている人は、100万人は存在しないだろう。それだけの金を持っているのだから、むしろかなりの金持ちであるわけである。それを幸福だと感じることができれば、自殺なんかするわけがないのである。おそらく、それまでのような贅沢三昧の暮らしができなくなることに絶望したのだと思う。金を目当てにまわりにいる多くの連中がいなくなったり、罵声を浴びせられるのが嫌だったのだろう。それに絶望して死んだのは容易に想像はつくのである。お金はとても大事だと思う。でも、一方で、最も大事なものではない。わかりやすくいえば、10億円もらえるかわりに、片手を切り落とす人は、ほぼ存在しないと思うからである。もっとも大事なことは、生きることなのである。どう生きるかは、人それぞれ違いわけであるが、生きるということはとても大事なことである。死んだほうがいい時というのは、ほとんど存在しない。映画のアルマゲドンのように、自分1人が死ぬことによって、人類全部が救かるような状況があれば、死んだほうがいいかもしれないが、そんなことはほとんどないから映画になるのである。ダメ人間といわれている人であったも、存在することで反面教師になるわけである。ちょっとでも更生したら、「あんな人間でもなともになるんだ」と思われて、社会貢献できるわけである。(マーシーとか)ダメならダメで、「ああはなりたくない」と思われることで、これもまた社会貢献である。無意味に生きている人はいないのだ。生きることそのものに意味があり、価値があるのだと思う。そういう意味でいえば、先ほどの9億円失って自殺した人も、反面教師として価値があったのだと思う。人類が増えすぎるのは問題だと思うが、生まれたからには長生きすることに意味はあると思う。私自身でいえば、単に長生きするよりも、世の中にちょっとでも貢献できるような生き方をしたいと考えている。

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