ロジカルに、バカはいないという話

日常の出来事

頭の悪い人(バカ)というのは、存在しない。これを論理的に説明する。赤ちゃんと生まれた時に、言葉の話せる人は存在しない。それから長い時間をかけて、言葉だとか、習慣などを身に着けていくわけである。個人差というものは存在し、早めにしゃべりはじめる子供もいれば、遅めの子供も存在するわけである。さらに勉強や様々な経験を積み、それだけではなくて、悩んだりしながら人間は成長していくわけである。二十歳くらいになると、個人差は大きくなり、一般的に頭がいいといわれる人と、そうでない人に分かれていくわけである。学校でしっかり学んでいない人間が高度な数学の問題などを解くことはできないだろうが、それは経験がないだけで、別に頭がよくないわけではない。単に、経験がないだけである。経験がないのに、できる人なんて存在しないわけで、それをバカというのはお門違いである。極論をいえば、フランス語を勉強したことない人間が、フランス語を話せないのを、バカとは言わないのと同じである。誰かの一方的な価値観や思い込みで、「○○才なのに、こんなことも知らないのはバカである」と決めたとしても、それは勝手な言い草であり、何も意味のないことである。誰かが誰かに対して「あいつは○○ができないからバカだ」ということのほぼすべては間違っているのである。

広告代理店に入社して二年目くらいに上司から、「このプロジェクトのロードマップのたたき台をつくってくれ」といわれて、何がなんだかわからなくて、「具体的にどういうものをつくればいいのでしょうか?できれば何か過去の事例をみせてもらえませんか?」と聞いたら、「もうお前には頼まないからいいよ」といわれたことがあった。けっこう落ち込んで、「俺ってバカなのかなあ」なんて当時は思ったものであるが、後にして思えば、そんな難しいものではなかったので、ちゃんと教えてもらえれば簡単にできるようなものだった。ようは、そのプロジェクトの進行表のことだったのである。そういってもらって、過去の事例さえ、見せてもらえれば、2時間くらいでできるような内容だったのである。

幼稚園児に対して「お前は基礎解析も理解できないのか?」といって非難しているやつがいたとしたら、そいつの頭はいかれているわけである。でも、そういっている自称、「頭のいいひと」はけっこう存在していると思う。人には様々な状況があり、勉強したくてもできなかった人もいるわけである。それはバカではなくて、単に経験値がないだけのことである。もしかしたら、本の数分間おしえてあげれば、一瞬で追いついてしまうことだってたくさんあるのである。それが数年かかることだってあるかもしれない。ケースバイケースである。ゆえに、論理的に考えると、世の中にバカなんてほとんど存在しないことが理解できるのだ。「どんなにうまく教えても理解しない人がいる」と感じている人もいるかもしれないが、そういう人の99%は、教え方がうまくないのだと思う。私の経験値では、学校の教師で教えるのがうまい人は極端に少なかったと思う。今にして思うと、「よくもまああんな授業で理解できたなあと自分で自分に関心するほどである」日本語を普通にしゃべって、書くことのできる能力がある人間に対して、何かを教えることができないとしたら、教えるほうに問題があるのである。

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