悪人を殺すのはいいことか?

生きる理由

ウルトラマン、仮面ライダー、などの子供向けのヒーローものでは、怪獣や怪人が出てくるとヒーローが殺してしまうわけである。悪い奴というのは、人間側から見たみた視点であり、彼らにはそうせざるを得ない事情があったわけである。その問題には触れないで、とにかく平安な場所を脅かしたという理由で殺してしまうのである。イギリス人がアメリカ大陸に渡り、大量のネイティブアメリカンを虐殺したわけである。むしろ怪獣は英国人で、ネイティブアメリカンは平穏な状況を奪われた被害者である。でも、英国人側の立場に立つと、悪人は彼らである。よく思考してみるとわかるが、悪人なんてものは存在しないのである。みんなそれぞれの立場で、それなりの理屈でやっているのだ。それを悪と捉えるかどうかは個人的な解釈である。例えば、アフリカでライオンや象をハンティングするのは、現在では悪であるが、日本で増えすぎた鹿などを殺すことは善であると考える人が多いと思う。それが正しいか間違っているかは、かなりややこしい問題である。むしろ、一方的にいいとか悪いとか決めるほうが間違っていると思う。牛や豚は殺して食べてもいいが、それ以外はいけないというのも、本当に正しいのかどうかはわからないものである。大事なのは、思考することだと思う。例えば、スーパーで肉がラップに包まれて売っているのは、誰かが我々の代わりに牛や豚を殺してくれて、きれいにさばいて、調理しやすいように加工しているからである。我々がやるべき作業を代行してもらっているだけである。いわば我々は殺害のほう助をしているわけであり、その自覚をなく肉を食うのは間違っていると思う。でも、多くの人はそうは考えないというか、思考していないのである。「イルカやクジラは知的動物だから殺すのはかわいそうだ」なんて言っている連中の多くは、牛や豚を平気で食っているのである。私にいわせると、どちらも貴重な命でることに差はないと思う。遊びやスポーツ的に動物を殺すのは反対であるが、クジラを殺して食べることは日本人の文化であり、とやかく言われる筋合いはないと思う。結論は人によって異なるわけであるが、自分なりにじっくりと思考することが重要であると思う。むしろ牛や豚だけは殺して食っていいと考えるほうが、私は暴論だと思う。話がかなりそれてしまったが、悪人を殺すというのも同じだと思う。殺人がいけないことであるなら、死刑執行人も殺人者である。「それは別だ」と思うのは勝手であるが、人を殺すということは同じである。「機械で殺せばいい」という考えもあるかもしれないが、それを作るのは人間なので、作った人もしくは、最後にスイッチを押した人が殺したことになるから同じである。死刑を容認する人は、執行人の苦悩について真剣に考えたことはないと思う。ありとあらゆる問題に目を背けないで真剣に思考することが重要なのである。みんなが真剣に考えたら、この世の中はよくなるが、それでは都合がよくない人間がいるので、多くの人に思考させないようにしているのだ。そのほうがコントロールしやすいから。

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