西郷隆盛が子犬を殺すエピソード

ためになる話

明治維新の偉人である西郷隆盛を尊敬している。私だけではなく、多くの人がそう感じるから、上野公園に銅像があるのである。西郷が山道を歩いていると、血まみれになっている子犬がいた。イノシシか何かに襲われたようで、瀕死の重傷であったという。もう助かる見込みは万に一つもないような状況である。西郷は子犬に近づき、持っていた短刀で子犬の心臓をひと突きにし、絶命した子犬を抱きしめ涙したという。これはできることではない。見て見ぬ振りをするか、仮に自宅に連れ帰っても、獣医もいれければ何もやれることはないのだ。ただ、絶命する時間が長くなり、子犬が苦しむ時間が長くなるだけである。そう判断し、その場で最善の策をとったのである。99%以上の人は見て見ぬ振りだろう。現代ではないのだ。それが当たり前である。でも彼は違っていたのである。昔、日本では姥捨山という風習があったという。飢えた家族が、老人を山に置き去りにしていき、殺したわけである。万が一、親切な人がその老人に食事を与えてくれる可能性があったとしたら、山奥には置き去りにはしない。自分の手で殺すのが嫌だから、餓死か凍死させるわけである。考えてみるとわかるが、そっちのほうがよっぽどひどい。もがき苦しんで、死んでいくのだ。ただし、捨てた本人の手は汚れない、そのためだけである。

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