子供の「やる気スイッチを押す」は洗脳

既得権者利益

学習塾のCMで、「子供のやる気スイッチを押します」というのがあるが、あれを見て本当に気色が悪いと思う。ゲームやスポーツを楽しくやっていて、勉強に興味のない子供が突然勉強をやりだすのが、すばらしいことだといっているわけである。今、ようやく学歴至上主義という間違った考えが崩れようとしているのに、その間違った価値観を信じ続けている人たちをすくいとろうとしているわけである。無論、彼ら学習塾の経営者たちはそれでメシを食っているわけで死活問題なのであるから、それを責めることはできない。自由主義なのだから、合法の範囲内のことであれば、いいのかもしれない。あの広告をみて、「いいなあ、私の子供にもやらせよう」と思う親が少なからず存在することに、大きな危機感を持つのである。よく考えてみるとわかる。子供が勉強を率先的にやることは、いいことだと思い込んでいるかもしれないが、そうではない。オウム真理教の信者たちは、みんな超真面目で、一生懸命に人殺しの手助けをして、その何人かは死刑になったではないか。みんな高学歴で、医者だったり、弁護士だったり、一流国立大学出身者ばかりであったわけである。それぞれの学習塾で、具体的にどのような指導方法をしているのかは異なっているだろうが、「偏差値をあげることが正しいこと」ということを洗脳しているのは間違いないのである。自分から率先して、「もっと学びたい」と考える子供を指導するのは問題ないが、やる気のない子供のやる気を出させることを学習塾が事業として行えば洗脳する以外にないことを理解すべきである。「洗脳されても、医者になるなら問題ない」と考えているなら、オウム真理教を思い出そう。そういう輩になってしまう可能性が高いのである。日本の受験戦争は意味がないことは、よく理解できた。「じゃあ、どうすればいいのか?」自分で考えるのだ。自分なりに考えて行動すれば、必ずいい方法があるはずである。幸せとは何かというところから考え始め、そのために子供にどのような教育が必要なのかを真剣に考えれば、ああいう学習塾に放り込もうとは思わないはずである。今の自分が心の底から幸せな人生を過ごしていると思えるのなら、その通りやればいい。でも、少しでも疑問を感じているのなら、よく考えたほうがいい。受験競争は問題のほうがはるかに大きいと思うのが普通である。

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