東京五輪開催問題は、キツネとタヌキの化けしあい

事件の深読み

東京五輪が通常開催か、中止か延期にするかでもめているわけである。利害関係者は大きくわけて3人、IOCと日本国そして東京都である。それぞれがそれぞれの金銭的な利益を最大化することを目的に戦っているわけである。選手のことも、日本国民の健康問題も、彼らには何一つ関心はないのだ。ただし、そういう発言をすると叩かれるので言動に注意しているだけなのである。だから、彼らの発言に振り回されてはいけないのだ。先日、森元首相が「延期などありえない」と発言したが、森さんは頭がいいからすでに通常開催できないことなんて知っているのだ。知っていることを承知で、演技として発言したのである。日本オリンピック委員会の会長が「延期してもいいよ」といったら、違約金を日本が支払うことになるからである。だから、パフォーマンスでプロレスをしているのである。問題はそう単純ではないわけである。IOCにしても、日本のことよりも自分たちの利益のほうが大事に決まっているのだ。そう簡単に日本側の利益につながるようなことに同意するわけがないのである。私がIOC側だったら、熱帯か温帯の地域で無観客を前提に1年後くらいをめどに開催することを考えるだろう。ウイルスは高温多湿に弱いわけであり、そういう国で無観客でやればなんとか大会は成立する。考えてみるとわかるが、日本以外の国はテレビで見るのだから、観客などなくてもいいのだ。大相撲中継と同じである。無観客でもたいして変わらないわけである。かえって視聴率は高かったりするのである。無論、突然どこかの国で来年開催するなんてことよりは日本でやるほうが現実的であるが、彼らの利益を最大化するという視点であれば、どうなるかは全く分からないのである。事態は刻一刻と移り変わっていくので、単純ではない。結果としてどうなるかは、誰にもわからないのである。間違いなくいえるのは、彼らの発言をそのまま受け取ることは、本当にバカであるということである。

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