日本に漂う楽観ムードに危惧する。コロナ問題。

事件の深読み

世界を見てみよう。多くの都市は封鎖され、外出もできない状況である。世界的にみると、日本は相対的にマシに見える。それは事実かもしれない。もしすでにワクチンが開発されていて、すべての人がワクチンを接種しているのであれば、楽観的に考えてもいいと思う。でも状況は全くちがう。単に、感染の広がりが緩いだけである。マレーシアなどの亜熱帯の国でも蔓延していることをみると、「これから暖かくなるから大丈夫」ということに何の根拠もないことがわかる。忘れていけないのは、日本の都市では電車が移動の主要手段であり、毎日数千万人の人が濃厚接触をしているという事実である。フィリピンパブのコロナおじさんのような輩が現れたり、保菌者であり無発症の人が複数いたとしたら、あっというまに蔓延するわけである。4月になり、学校が再開されたらどうなるだろうか?しばらくはネット授業を中心に自宅でやるくらいにしないといけないと思う。非常事態なのだから、そんなこと、いくらでもできるはずである。オリンピックが延期されるのは当然のことである。ちょっと遅い判断だったと思うが、まあ仕方ないだろう。これだって、来年開催される保障なんてかけらもないのだ。インフルエンザのように、夏場にいったん収まって、次の冬に現在と同じような状況になったら、今度は本当に中止である。そうなった時のネガティブインパクトは二乗倍になるわけである。私は悲観的になれなどとは考えていない。ありとあらゆる可能性を考え、リスクを最小限に減らすことを考えるべきだと思うのである。政府の人たちはそういう視点にはたっていない。彼らの視点は、既得権者の利益を守るという視点である。これは根本から変わってくるのだ。1週間前まで政府関係者は、「五輪の延期はない」といっていたではないか、そのことがその証拠である。

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