食料が無くなるのは物流の問題である。でも、無くなることには違いない。

事件の深読み

コロナウイルスのパニックにより、スーパーから食料が消えた。政府は「安心です。十分な備蓄があります」といっているが、これを鵜呑みにするのはバカである。3億円の価値がある土地付きの家に住んでいたとする。ところが、現金がなくなってしまったら、スーパーでものを買えなくなる。無論、家を売ることができれば、問題は解決するが、売らないかぎりものは買えずに餓死するのである。日本国内に食料は存在する。おそらく1年分くらいの備蓄はあるはずである。それはどこかの倉庫に入っていて、適切な手続きをとらないかぎり、市中に出回ることはないのだ。現代社会は物流がとても細かく整備されすぎていて、コンビニなどではプリン1個の在庫さえ持たないようなオペレーションになっている。在庫は細分化され、1日6回来る配送車が細かく商品を補充するような流れになっているのである。つまり、突然大量の需要が来た時に対応できないようになっているのだ。ゆえに、短期的には物流が破綻し、各家庭に食料が行き渡らない状況が確実に発生するのである。巨大な精密機械のような現代社会は、どこかのピースがひとつ欠けただけで、すべてが機能しなくなるのだ。ちょっとした問題で、電車がとまり、しばらく動かなくなることを経験した人は多いだろう。物流も同じである。多くの人が自宅待機するようになれば、どこかのピースに対応する人がいなくなる状況は簡単に想定できる。そうなると、すべての作業がストップし、世の中から食料が消えるのだ。それは2日間なのか2週間なのか、1ヶ月なのかはわからない。確実にそういうリスクが増えるのである。東北大震災で我々は物流の崩壊で生活物資がストップしたことを経験したではないか。あれよりは今回の問題は深刻である。なぜなら、地震は1回で終わったけど、コロナは続いているからだ。この病気の恐ろしいところは感染力である。フィリピンパブでコロナをばらまいたおじさんの例を見るとわかるが、簡単に他人に移ってしまうのだ。英国のチャールズ皇太子だって、ちょっと相手と話をしただけなのに感染してしまったではないか。けっこうやばい病気である。世界中の物流だって、もうすでにまともに機能していないわけである。輸入に頼っている日本において、今後、海外から食物が入ってくる保証なんて全くないのだ。国家レベルでいえば、これから農業と漁業はフル生産で、つくれるかぎり取れるかぎりの食料を確保すべきである。「買い占め」とするという表現はよくない。多くの家庭が備蓄量を増やせば、それだけ危機に対応しやすくなるからだ。テクニカルにいえば、在庫の備蓄を企業側から、個人家庭にシフトすることがとても重要であるから、安全なうちにそれは早くすませたほうがいい。政府のいっていることと、逆なのである。見識のある人は、1ヶ月くらい前からすでに準備しているのである。本当のことを知らないで困るのは自分なのである。

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