なぜ、あいつはあんな風に意地悪をするのか?

誰しも思いもよらぬ意地悪をされた経験があるはずだ。何もこちらに非がなくても、容赦なくいじめられ、精神的に参ってしまい、おかしくなってしまいそうになる経験をほぼすべての人が経験しているわけである。おそらく例外はない。私の友人に聞いた話なのであるが、某ロイヤルファミリーの一人は小学校時代に壮絶ないじめを受けたという。しかも、密室で受けたので誰にも知られることはなく、完全犯罪として成立しまったそうである。彼がその学校に対してネガティブな思いを持つのは当然である。何がいいたいのかというと、ほぼすべてのひとがいじめを受けた経験があるのだ。いじめる方には、いじめる理由が存在するのだ。その人の生い立ちだったり、精神状態だったり、様々である。理由は単純なものではない。ものすごい複雑な理由なのである。同じような対象者であっても、A君はターゲットであるがB君はターゲットでなかったりする。いずれにしても何らかの理由があるのだ。幼い頃から親から殴られて育ち、何一つ自分の意思を通せなかった人間が、まともに育つことはない。自分が親からされてきたことを、自分より弱いやつを見つけて同じことをしたとしても、それは彼にとっては普通のことなのである。そういう人間を叱ったり、罰を与えたとしても、治ることはないだろう。治療が必要だからである。だからいじめっ子が、自分の親だったり、教師だったり、先輩だったり、上司だったりした場合には、対象者は悲惨な状況になるのである。親だったら、逃げることさえできないのである。どこかで自殺してもおかしくないような人生を送ってきたのに、なんとか成人までなっているとすれば、相当精神が歪んでいる可能性が高いわけである。とんでもない人間になっているのだ。残念ながら、こういう人間は世の中に、少なくとも日本社会には、たくさん存在する。こういう人間が権力を持っている組織に所属しているとしたら、逃げる以外に対処方法はないわけである。それか、その人と同化していっしょに同じようなことをするしかないのである。ヒトラーの忠誠な部下であるゲッペルスみたいなものである。意地悪をする人間に遭遇したら、まずは逃げることである。間違っても彼を矯正してあげようなんて思ってはいけない。それは誰かが人生を賭けてやっても、うまくいくかどうかはわからないことだからである。オウム真理教の信者を改宗させるようなものである。誰かに優しくされた経験のない人間はけっこうたくさんいるものである。暴力団の人というのはけっこう優しい人が多いものである。これは事実である。恐怖だけで人を支配することはできない。むしろ、官僚のひとたちのほうがよっぽど優しくない人が多いものである。この間も元事務次官が引きこもりの息子を殺して有罪になったが、あの人は優しい人とはいえないだろう。優しさを受けたことのない人が、はじめて優しくされた人が暴力団員だったら、そこにしがみついたとしても何ら不思議ではないのである。むしろ、人間としては普通のことである。人間は優しさがないと生きていけない生き物なのである。いじめる人は、そのうち生きていけなくなる。海の魚を真水にいれておくとやがて死んでしまうようなものである。優しさとは愛である。愛がないと生きていけないのだ。意地悪をする人は、そのうち生きていけなくなる。もしかしたら80歳くらいまで生きるかもしれないが、人間としての人生は歩めないはずである。寂しく一人で死んでいくのだ。

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