コロナ問題での役人の思考回路:役人にとって何が最善なのか?

政治の裏側

政治家も含めた多くの役人たちの思考回路は責任の回避である。

自分の責任になるようなことを回避したいというモチベーションで彼らは行動しているのだ。

ここが事業経営者との決定的な違いである。

事業経営者は責任問題などどうでもいいのだ。自分の企業を守ることを最優先で考えるので、

最善の方策をとることができるのだ。多くの経営者が早めに事業を畳んでしまうのは、

それが最も合理的であると判断したからである。

最悪の選択肢というのは、企業倒産ではない。場合によっては、破綻させることが

最善の場合も数多くあるのである。売り上げがないのに、負債が数億円の企業を存続

させるほうが社会悪である。とっとと清算するほうが、いい場合はたくさんあるのだ。

ところが、役人たちにそういう思考回路はない。

日本国が倒産する可能性は低いので、彼らのモチベーションは自分に責任が及んで責任を

とらされないようにするためにはどうするかだけである。

国民の安全なんて、どうでもいいのだ。詭弁としてよく使用するが、それは詭弁である。

詐欺師が裁判で「私は悪いことをやっていません。天地天命に誓います」といっているのと

あまり差はないのである。

彼らは上げ足を取られないように、最善の方法を模索し、そのための根回しには

本当にぬかりがないのである。だから、多くの人は信じてしまうのである。

ややこしいのは、部分的に本当のことをいっていたりするので、どこまでが嘘なのかは

よくわからないことである。

ゆえに、こっちが真剣に考えて、彼らのいう意味にはどういう裏があるのかを見定めていく

必要があるのだ。彼らの目的はある意味簡単である。トップである事務次官にどう評価

されるかである。担当大臣でもなければ、首相ですらない。事務次官が最高権力者なのである。

事務次官は勝手に忖度をして、役人たちにとって最高の状況はどのようなことなのかだけを

日々真剣に考えているのである。その能力が最も高いとみなされた人間が事務次官になる

のである。万が一にも国民のことを優先し、自分たちの利益が損なうようなことになったら、

水の泡である。だから慎重の上にも慎重に考えているのだ。あからさまに、国民から非難

されるようでは役人失格である。バレないように、こっそりと入念に計画をして、

自分たちの利益が最大化するように、日々努力しているのである。ゆえに、コロナ問題は

そう簡単に解決できないのである。

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