プロアスリートの別名である。本当に日本語の響きがいい言葉だと思う。
考えたコピーライターのセンスは抜群だと思う。

最初の二人はプロレスラーで、最後の一つはプロボクサーである。
現在では、人間山脈:アンドレザジャイアントの知名度が一番高いと思うが、
個人的には人間発電所:ブルーノサンマルチノ のほうが古いし、かっこいいと思う。
なぜ人間発電所なのかというと、この体を見てほしい。

なんだかよくわからないが、人間発電所的な感じがプンプンするのである。
よく考えてみると、怪力レスラーなのであるが、怪力と電力は必ずしも
イコールではないのに、なんか納得してしまうのである。
日本にも何回か来日し、ジャイアント馬場と戦ったりしていた、
イタリア系のレスラーで、WWF(現在のWWE)のチャンピオンで、
ニューヨークの帝王を呼ばれた男である。
人間機関車:ジョーフレイジャーは、英語だと
Smoking Joe である。機関車が煙を吐いて前進していくようなファイトスタイルの
ボクシングで、モハメドアリに勝利した試合は圧巻だった。

たしかに、人間機関車というのも理解できる。
写真だとわかるわけもないが、動画をみるとよくわかる。
映画ロッキーで、ロッキーがアポロと戦う前に、リング上にジョーフレイジャーが
特別ゲストで出てくる場面があるのだ。
無論、アポロはモハメドアリがモチーフである。
そのアリと激闘を繰り広げたフレージャーがリングに登場していたのである。
ボクシングマニアでないと、ちょっとわからないと思う。
どれもこれも、すばらしい語感であると思う。
海外でそういわれていたわけではなく、日本だけである。人間~ というフレーズを
考えた人は天才だと思う。