人はひとりでは生きていけない。
大勢の人がいるから、社会は成り立っていて、人類は今日まで存続しているわけである。
チームワークは大切である。
厳密にいえば、個人作業というものは存在しないのだ。
ありとあらゆることは、集団作業なのである。
どこかの組織に入って、その中で流されていくていくことは悪いことではない。
多くの人はそうして生きているように見える。
でも、いつしか人は、その組織に守ってもらうことが当然だと思い、
その組織にへばりついて生きるようになってしまう。
結果として組織で生きることは悪いことではないが、
へばりついて生きていくのは、よろしいことではない。
有名な「チーズはどこに消えた」という話がある。
毎日そこにあった大量のチーズが突然消えてしまったときに、
ねずみたちは迷わずに別のチーズを探しに行ったのに対し、
小人たちは、またいつかそこにチーズが戻ってくるかもしれないと思い、
そこにい続けたという話である。
なくなったら、行動し新しい何かを探し始めることが、唯一の解決法なのである。
その過程で、必然的に失敗は起きるのだ。
失敗し問題点がわかりそれを改善していく・・・・・
それが唯一の生き残る道なのである。
今、日本だけでなく世界全体がこの「チーズはどこに消えた」の世界に
突入しようとしているのだ。
とっとと会社をたたんで廃業する人は懸命な人である。
彼らはその時点で成功者なのだ。
成功者とは今までと違うことを決断し行動する人のことである。
極論をいえば、今までと違うことをやるのであればなんでもいいのである。
重要なのは、違うことをやるということである。
違うことさえやっていれば、そのうち正解にいきつくようになっているのだ。
迷路を脱出する確実な方法は、壁に手をつけながら延々と歩き続けることである。
時間はかかるかもしれないが、必ず出口に出られるのだ。なぜなら出口が存在する
なら、出口と壁は必ずつながっているから。
とにかく歩き続ける(行動する)ことができれば、必ずゴールに出るのである。
へばりついて、そこにいる限り、事態は決して変わらない。
行動することが唯一の解決法なのである。