世の中の最大の謎は銀行による「信用創造」である

政治の裏側

現代資本主義社会の根源は、銀行による信用創造である。

簡単にいえば、100万円の預金を銀行が受けると、その10倍程度の貸し付けを

可能にしているということである。この率は法律で上限が定められているとはいえ、

たいてい10倍くらいである。買い付け相手が銀行であれば、その借りた金を

また10倍にして、その銀行は貸出をするのである。それが何回か繰り返されて、

現代の巨大な金融業界ができあがっているのである。

これは当然のものとして、受け取られているが、果たして当然のこと

なのだろうか?

詐欺といえば、詐欺である。

「そういうものです」といわれてしまえば、それまでであるが、

何にも知らない人に、この話を持ちかければ、99%の人は応じないだろう。

それくらい、特殊な話だからだ。

私も大学の金融学の授業で習った時、最初はよくわからなかった。

「本当かよ」と思って、びっくりしたのを思い出す。

おそらく信用創造に関して正しく理解している人は、10%も存在していない

と思う。でも、この仕組みによって、この世の中が動いているといっても

過言ではないのだ。

政府系金融機関(日銀等)を筆頭に、すべての銀行系金融機関が

信用創造を行っているわけである。

理論上、金は無限に発行できるのだ。

無論規制はあるが、やろうと思えば無限に可能なのである。

こんな大切なことを、少なくとも義務教育で教えることはないのだ。

すべての国民が知らなければいけないことなのに、

知らない人が多すぎることに、大きな問題があると思う。

むしろ、意図的に教えていないのだ。

「難しいことは専門家に任せてくださいね」といって隠蔽しているのである。

隠蔽というよりも、専門家でさえ、きちんと理解していないから

説明できないのかもしれない。

MMT(現代貨幣)理論も、基本は信用創造である。

金本位制は、金の代わりに紙幣を作成し、要求されれば金に変換する必要がある

制度である。

一方、中央政府による通貨発行は、なんの裏打ちも必要ないのである。

無論、無限に紙幣を発行すれば、インフレは起きるわけであるが、

インフレが起きない程度に抑制して通貨を発行し続けることは問題ないのである。

ご存知のように日本では、10年以上デフレが続いているので、むしろ

通貨をもっと発行すれば簡単にインフレになるのだ。

消費税はデフレを加速するものであり、税率をあげればあげるほど

デフレになるのに、増税ばかりをやっているのは、何もわかっていない

素人といわざるをえない。

何もわかっていない素人ではなくて、意図的に何か別のことをやろうとしているのか、

素人なのかは、難しいところである。

現実的には両方だろう。

現在の日本はデフレなのだから、もっともっと通貨発行を増発してインフレに

なるくらいまでやるべきである。結果的に、今回の国民一律10万円という

施策は、経済にいい影響を与えるはずだ。これを定期的に行えば、

インフレが起きるだろう。もし、インフレが過剰になれば、

廃止すればいいだけだ。もしくは縮小すればいいのだ。

そういう時が、増税するタイミングなのである。

こういう理論を国民の多くが認識していれば、政府がバカなことをやった時に

批判できるのである。でも、多くの人はわかってないから「くちぽかん」なのである。

信用創造について、きちんと正しく国民にレクチャーすることができれば、

多くの問題が一瞬で解決すると私は考えている。

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