会社は破産するためにある

事件の深読み

なぜ、会社が存在するのか?

その最大の理由の一つが破産するためである。

個人事業主が事業を行ってうまくいなくなると、個人の資産まですべて返済のために

売却しなくてはならなくなるのだ。

事業の破綻と個人の破綻がイコールなわけである。

それを回避するための手段が会社である。

資本金として出資した金額を限度として責任を限定させるために

会社があるのだ。もちろんそんなことは分かっているから、

債権者達は大企業でない限り、経営者の個人保証を求めるわけである。

そうでなければ、こっちが大損するわけである。

経営者(株主)は、破産したほうが有利であれば破産するし、事業を継続したほうが

有利であれば継続するし、合理的に判断をするだけの話である。

日本でもレナウンが破綻したり、米国ではJCペニーが破綻しているわけであるが、

彼らはそっちのほうが有利であると考えたので、破綻させたわけである。

破産することは、普通の経済的な行動である。

その会社に価値があると判断されれば、格安でその会社は売買され、再建の道に

別の経営者が行うようになるんで、社会全体にとってはむしろメリットのほうが

多いのだ。

破綻してうまくいっている企業は枚挙に暇がない。

最近では、シャープ、サンヨー、ダイエー、吉野家(ちょっと古いか)、

などたくさんある。

昔、大仁田厚がつくったプロレス団体FMWが破綻した時、その時の社長が自殺をした

事件があった。あれは悲劇である。

本来なら安全弁の役目である破産機能が働かなかったためである。

理由はおそらく、闇の中である。

健全な破綻(こんな言葉があるのか)は、むしろ経済を活性化する場合が多い。

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