人生相談:昔いじめた人間に恨まれている・・・

6月1日の朝日新聞に、以下のような人生相談があった。

40代の女性からの相談、

「30年ほど前、中学生のころ、近所の知的障害のある女性をいじめていた。今でも彼女は私のことを恨んでいるようで、街ですれ違うと露骨に態度に表します。本当に気分が悪いので、どうしたらいいでしょうか」

この悩みは簡単に解決できる。引っ越しをすることである。相手があなたのことを許すことはないし、許してもらう必要もないわけである。この女性以上に相手の人は傷ついているわけで、かわいそうなのはむしろ相手の人である。自分のことを不当にいじめた相手と、いまだに顔を合わせなければいけないのだから。

相談者は「引っ越しなんて、できる状態にない」というのだろう。では、引っ越しなどをできる状況ではないとはどのような状況のことだろうか。福島原発の近くはいまだに人間が住むことは許されていないわけである。本当に無人なのだ。

そこは放射能汚染という物理的な問題があるから住めないわけであるが、この相談者が抱えている問題も全く同じものなのである。精神的であれ物理的であれ問題であることに何の違いはないのである。

この人がこの問題を気にならないのであれば、何の問題もないわけであるが、これだけ気にしているということは、こんなところに住んでいてはいけないのだ。離れればいいだけのことである。それができないのは、彼女は自分の既得権を維持したいと考えているからである。

持ち家を売却するのか、誰かに貸し出すのか、家族といっしょに住めなくなるとか、様々な問題が起きるわけであるが、どちらを優先するかだけの話である。耐えられるのであれば、そこにいればいいと思うが、私の感覚ではそんなことをしたら精神が崩壊してしまうと思う。精神崩壊と、それらの利益のどちらを優先するかというふうに考えれば、答えは一つしかないわけである。

それがいやなら、改めてそのいじめた女性に対して、謝罪文を書き謝罪して許しを請うことである。どうしてもその場所に止まりたいなら、それくらいのことをやらないで済ますことなど不可能である。なぜなら、あなたは「いじめ」というとんでもない非礼なことをしたのだから。そのことを軽く考えすぎているのだと思う。この人の本音は、その人がこの町から出て行ってくれればいいということなのだと思うが、それはかなり傲慢な考えである。口に出してそんなことを言わないとは思うが、本音ではそう思っているような気がする。

世の中にいるほとんどすべての人は、いじめたことも、いじめられたこともあるはずである。総理大臣にしたって、多くの人からいじめられているのだから、いじめられたことのない人なんて存在しないのである。だからといって、いじめを正当化してはいけない。やっぱりそれはロクでもない行為だからだ。

ようやくすると、今の状態が嫌なら引っ越しをすればいいのだ。一回きちんと謝罪して、それで許してもらえればそのまま住み続け、許してもらえないなら引っ越しするという方法もあると思う。自分自身が何も傷つかずに、無難に問題を解決しようなんて甘い考えは捨てた方がいい。

はっきりいうと、こういう問題で悩んでいることじたい、この人はロクでもない人なのだ。自分をいい人だとさえ思っているのかもしれない。かなりいっちゃっている人だと思う。だから、いじめなんかをするのである。

まずは、自分がロクでもない人間であることを自覚することが大切だ。そして反省し、そこからがスタートである。

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