リサイクルショップで売っていた5万円の40インチのテレビ

日常の出来事

液晶テレビの値段はどんどん下がり、メーカーを選ばなければ、40インチであれば

3万円も出せば新品が購入できるわけである。

近所のリサイクルショップにはたくさんの中古テレビが売っているのであるが、

どれもが相場とはかけ離れた値段で販売されているのだ。

おそらく店頭に1年以上はおいてあるであろう、テレビの多くは、

現在の相場ではありえない値段で販売されていて、

5年落ちのシャープの40インチテレビが5万円で売られていた。

そもそもリサイクルショップで購入する人は、値段に細かい人なんだから、

すぐにアマゾンで新品の相場を調べるわけで、そんな値段

で購入するひとなどいるわけがないのだ。

でも店では気にせずに、その値札を張り続けるわけである。

こういうところは、経営者の資質の問題である。

一気に半額にすれば、買う人は現れるかもしれない。(それでも2万5000円は

安いとも思えないが)

長くなればなるほど、値段はどんどん下がっていくので、時間との勝負である。

もしかしたら、仕入れる時に1万円くらい支払ってしまったのかもしれないが、

商売人であれば、不良在庫を抱えるよりも、早めに損切りをすることが

とても重要なのである。

まあ百歩譲って言えば、世の中の相場のことを何にも知らない人が、ぶらっと

店舗に立ち寄って、「え、5万円は安い」と思って買ってしまう可能性は0ではない。

それで1台はもしかしたら売れるかもしれないが、2台売れることは絶対にないだろう。

素人が価格を決める時に、原価に利益分を上乗せして決めようとするのであるが、

これは必ずしもよろしくない。なぜなら、価格を決めるのは販売主ではなく

市場だからである。

わかりやすくいえば、現在品薄のマスクを50枚3000円で仕入れた人がいるとする。

(現実にはたくさんいる)

彼らは少なくとも3500円以上で売りたいが、現状でその値段で買う人はいないので、

3500円で店頭に置いておいても、永久に売れ残るだろう。

ごくまれに、買ってしまう人はいるかもしれないが、その数は限定的である。

3000円で仕入れようが、5000円で仕入れようが、関係ないのだ。

6月2日現在であれば、2000円で売れるかどうかくらいのものである。

逆に言えば、3ヶ月前には1万円でも売れたわけである。

価格とはそういうものなのだ。

最低限のクオリティさえ担保されているのであれば、価格さえ適切であれば

どんなものでも売れるのである。

経営者としての資質の一つは適切な値決め能力である。

これがきちんとできている経営者は、けっこう少ないものである。

最近、近所にあった別のリサイクルショップが廃業してしまったが、

この店も、そんなに長くないかもしれない。

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