なぜ大企業が倒産しないのか:分社化できるから

コロナ不況が起きているのに、大型倒産は発生していない。

レナウンは別の問題である。

理由は簡単で、現在では不採算部門の分社化が簡単にできるからである。

100店の外食チェーンがあったとする。30店が優良店舗であり、他の70店が

不採算だとすれば、うまくやって30店舗だけを本社に残し、残りの70店を

子会社に分社して、そっちを破綻させればいいからである。

ありとあらゆることがうまくいなかないのであれば

倒産もありえるが、ちょっとでもいいところがあればなんとかなるのである。

会社というものは、倒産するためにできた制度ともいえるのだ。

詳しい人はその制度をうまく活用して、潰していくのである。

不採算部門で切られる人が不幸かといえば、からなずしもそうではない。

会社都合の解雇なので、失業保険が満額支給されるからである。

安い給料を遅延されるくらいなら、そっちのほうがマシである。

企業が淘汰されるのは悪いことではない。

かつてポケベルという産業が日本にあったが、今はかけらもない。

もし今でもポケベル会社がポケベル事業で存続していたら、

ある意味社会的害悪である。

無論、携帯会社などに移行できる力があればそのほうがいいが、

変わることもできない旧態依然とした企業は淘汰されるべきなのである。

企業というものは、実は実体がないものなのである。

私が「すごい」と思う企業の一つは、富士フィルムである。

ある意味、よのなかで一番影響を受けた企業のひとつである。

地球から、写真フィルムがなくなったのである。

世界一のコダックが完全に消滅したのに、現在でも優良企業として生き残っている

富士フィルムは本当にすごい会社であると思う。

今はなんの会社なのかさえ、わからないほどだ。

ワクチンをつくったりもしているのだ。

本当に強い企業は、コロナ危機のような状況を追い風にして、どんどん

変革していくのだ。

「強いものが生き残るのではなく、変化できたものが生き残る」とは

有名な言葉であるが、確かにそうなのだと思う。

結果として大企業が潰れることはあまりないと思うが、

社会全体としては結構大きな変革が起きていて、ガワはあまり変わったように

見えないというのが実情なのだと思う。

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