パソコンの外部モニターの調子が悪いので、モニター自体に問題があるのかと思い、
新しいモニターを購入した。後でわかったのが、悪いのはコードだったのだ。
モニターには問題がなかったのである。
こういうことって、とてもよく起こる問題だと思う。
機械の場合は明確だから、後で訂正すれば解決するけれど、それが会社の人事
の問題だったり、人間関係だったりすると、うやむやのままで終わってしまうことが
よく起きるわけである。
企業に勤めている時に様々な問題が起きた。
でもその根源的な問題は、会社員でいるということ自体だと気づいたのは、
辞めたあとである。結果として、辞めて本当によかったが、
当時は問題の本質が全く理解できていなかった。
問題の根源が何なのかを把握する能力というのは、とても重要である。
これは直感なんかではない。
自分で検証していく能力である。
パソコンのモニタートラブルと一緒なのだ。
ひとつひとつじっくりと問題点を洗い出していくと、問題があぶり出されてくるわけで、
それをコツコツとやり続ける能力なのである。
人間関係であれば、相手の態度や、具体的な質問をした時の返答内容や、実際の
行動を見ながら、総合的に判断するわけである。
例えば、今、世の中ではコロナの問題で大きく揺れ動いている。
これは単なるウイルスの問題なのか?
そう考えている人は、物事がよく見えていない人である。
様々な社会的な問題があぶり出されてきて、むしろ社会的な仕組みの問題であることに
多くの人は気づき、社会変革が起きているわけである。
例えば、すし詰めの電車で通勤するなんて行為がいかに異常であるかということを、
教えてくれたわけで、社会変革のためのきっかけというのが、コロナ問題の本質である。
問題の根幹は何なのか?
これを瞬時に理解できるような神様のような人ではなく、
理解しようと様々な努力や検証をする人を、世の中は求めているのだ。
今度の都知事選は面白い。
東京都民の民度がわかる。小池百合子が圧勝すうようなら、終わっているし、
山本太郎が善戦するようなら、捨てたものではない。
でも当選は難しいだろう。
なぜなら、都民の50%以上はテレビを見続けているから。
そういう人は、小池百合子に投票してしまうのだ。洗脳されているので。