コロナで日本酒が売れなくなった理由

既得権者利益

ビール系飲料は比較的好調のようである。居酒屋であれ、自宅であれ、毎日ビールを飲み続ける人はけっこういるからである。ところが、日本酒はさっぱりだという。日本酒を自宅で飲む人は少ないのだ。うまい刺身や日本料理を食べる時に日本酒は欠かせないが、それ以外の状況で日本酒を飲む人は少数だからなのである。外食が減ると、結果的に日本酒の需要も減ってしまうのだ。日本酒は繊細なので、温度管理や、いっしょに食べる食材などによって、本当に選択が難しい飲みものなのである。結果として日本国内の酒造メーカーは大きな打撃を受けているわけである。これも時代の流れなのである。別の見方をすると、この状況で生き残ることろは、とても強いということだ。一度消えてしまった需要が元に戻ることはない。クジラがいい例だ。かつては小学校の給食に出ていたほどメジャーな食材だったが、商業捕鯨の禁止とともに世の中から消えてしまい、最近になって商業捕鯨を再開したが、改めて食べる人は、ほとんど存在しないわけである。時代は流れ、物事は変化し続けていくのだ。その変化に対応できるか、できないかで、勝負は決まるのだ。「以前のように戻ってほしい」と祈り続ける人は、消えていく人である。新たな環境で、新たな市場を開拓しようと思う人の中から、新たな成功者が生まれるのだ。うまくいくかどうかわからないが、自宅でビールの代わりに飲める炭酸入りの低アルコール日本酒を本気で開発するとか、考えられるすべての努力をしている日本酒メーカーがどれだけいるのだろうか?着物文化が日本から消えたように、日本酒も消えてしまうのかもしれない。

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