うなぎについて

日常の出来事

土用の丑の日に、うなぎを食べたのはいつだろうか?現在のように、うなぎの価格が高騰する前には、月に1〜2回はうなぎを食べていたように思う。神田駅前にあった有名な鰻屋で、ランチだと800円くらいで食べれたものである。現在では、最低でも2000円くらいなわけで、そこまでして食べたいとは思わないのである。なぜ、うなぎの価格が高いかといえば、絶滅危惧種で、個体数が激減しているからである。しかも、稚魚の養殖方法が確立していないので、養殖が不可能だからなのだ。普通に考えれば、数年くらい完全にうなぎを食べることを禁止して、個体数が回復してから食べるようにすればいいのに、既存の店舗を守るために中途半端な施策を繰り返しているので、うなぎ業者もジリジリと減少し、うなぎの個体数もたいして回復しないという最悪の状況になっているわけである。ようは、誰も責任をとりたくないのである。どういうことかというと、もし、うなぎ漁を禁止すれば、その補償を支払う必要がでてくるからだ。ゆえに禁止できないのだ。でも、どんどん市場が縮小し、少しづつ店が潰れていくのであれば、誰の責任にもならないわけだ。そういう消極的な理由で、市場は縮小しているのである。うなぎは好きだったが、無ければないでなんとかなる食材である。別に食べたいとは思わない。特に調理が難しい食材なので、専門店で出来立てを食べないとうまくないので、スーパーでパックになっているものを食べても、全然うまいとは思えないのだ。かといって、一人前3000円もするうな丼を昼食に食べたいとも思えないので、食べないわけである。うなぎは、結果として消えゆく食文化なのだと思う。もし、うなぎの稚魚の養殖技術が開発されれば話は別である。数十年にわたって、多くの業者がしのぎを削っているのに、いまだに見つからないというのは、本当にすごい謎なのだと思う。30年くらい前は、土用の丑の日には、必ずうなぎを食べたものであるが、もう二度と食べないかもしれない。

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