決まりを守ることは正しいと思っている人は、危険思想の持ち主

既得権者利益

「決まりを守ることは当たり前だ」と言っている人は、危険思想の持ち主である

可能性が高い。ナチスドイツでは、ユダヤ人を迫害することが決まりだったので、

多くの人は、その決まりを守っていたわけである。

法律であれ、なんであれ、決まりだから正しいと無条件に判断するのはとても

危険なことなのである。

ドイツ敗戦、ナチスドイツ解体に伴い、ユダヤ人を迫害していた多くの責任者たちは

責任をとらされたわけである。

彼らとしては、「当時の国家が命令したのだから仕方がない」という言い分があったかも

しれないが、決まりが正しいとは限らないわけで、正しくない決まりを守ることは

正しいとはいえないのだ。

無論、正しい決まりごとのほうが多いのは事実だろう。

すべての決まりが悪いわけではない。

ようは、決まりがあるから守るのではなく、その決まりの意味を理解し、

それが正しいのであれば守るようにすることが正しいのである。

なぜ、国会が存在しているのか?

それは、法律(きまり)を変更するために存在しているのである。

時代や社会の移り変わりとともに、きまりごとも、常に変化していくのである。

それまで正しかったことが、正しくなくなってしまうわけである。

ゆえに、「決まりだから守る」という考えは非常に危険なのである。

かつて、日本では女性に参政権は存在しなかった。

法律で定められていたのである。

もう少し前には、士農工商穢多非人という身分制度が存在した。

すべて決まりである。

その決まりを金科玉条にして、多くの人がとんでもない行為をしてきたわけである。

ゆえに、それらの決まりは廃止されたわけである。

どんなきまりであっても、その正当性をしっかりと理解し、自分自身がそれを

噛み締めて正しいと思うのであれば問題ないわけである。

でも、少しでも問題があると思うなら、立ち止まって考える必要があるのだ。

この間、新聞のコラムを見ていたら、大麻に関する記事がでていて、

「大麻における最大の問題点は日本国の法律で禁止されているのに使用していることである」

という論調で書かれていた。一瞬正しいような気がするが、

決まりだから、よくないという考えは必ずしも正しくない。

よく大麻を、覚せい剤や合成麻薬と同等に扱っている人がいるが、

現在の世界的な流れで言えば、大麻と覚せい剤は全く別のカテゴリーに分類されていて、

むしろ大麻はアルコールの類と同等に扱われている国家が多いのである。

近年では、カナダや米国のカリフォルニア州でも解禁されているわけである。

世界レベルで見ると、大麻で問題を起こすことよりも、アルコール関連の問題のほうが

多いくらいであり(アル中など)、

合理的に大麻のほうがアルコールより問題があるなんて根拠は

何一つないのである。それが事実である。

多くの日本人は、「大麻も覚せい剤も合成麻薬も同じ悪い薬物」と思っているが、

それは事実ではないのだ。

ようは「決まりだから」という理由で、思考停止している人がとても多いのである。

決まりを重視する人は、組織ぐるみでの集団ヒステリーが起きた時に、

先頭にたって、他人を攻撃する人である。

ある意味、一番危険な思想なのである。

すべての決まりについて、その背景や、意味について、真剣に考えて

判断することがとても大切なのである。

よくエコカーといって、ハイブリッドカーを推奨する人がいるが、

ハイブリッドカーは、走っている時は多少CO2の排出量が少ないかもしれないが、

エンジンユニットと、モーターユニットの2つのシステムを同時につくる過程で、

よっぽど多くのCO2を排出しているのである。

また水素エネルギーに至っては、現在の技術で液体水素を安価につくるためには、

石油からでないと作れないのである。

ゆえに、走っている時は確かに排気ガスはでないが、水素エネルギーをつくる過程で

大量の石油が使用されているので、むしろガソリン車以上に石油を使用しているのである。

結局、業者だけが儲かっているだけの話なのだ。

そういう状況をしっかり理解した上で、判断しないと、ろくなことにはならないのだ。

「決まりだから」「政府が推奨しているから」という理由でいいなりになっていると、

簡単に、為政者にコントロールされてしまうのだ。

赤信号で渡らないのは、決まりだからではなく、危険だからである。

もっといえば、青信号だからといって無条件で渡ってもいけないのだ。

赤信号になるギリギリで加速して交差点に入ってくる自動車も多数存在するわけで、

信号だけをみて、青になった瞬間にダッシュしたら、即死するわけである。

逆にいえば、誰もいない、車もいない、見通しのいい交差点の赤信号で

渡ってしまうのは、個人の判断である。

ニューヨークでは、歩行者が安全と判断すれば、赤信号でも平然と歩いている。

そっちのほうが合理的であると私は感じるのである。

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