日本の恥:24時間テレビ

既得権者利益

24時間テレビの問題点はひとつ。
チャリティではないということ。
チャリティとして一般人から集めたお金だけを寄付して、
テレビCM収入はちゃっかりもらっているところである。
これはチャリティではない。
チャリティを傘にした、金儲けである。
数十年前はそれでもよかったのかもしれない。
募金という行為自体が、あまり認知されていない時代に、困っている人のために募金するという行為を
知らしめてくれた功績は日本テレビにあると思う。
それは評価できるかもしれない。
当時は、企業の社会的責任も、男女雇用機会均等法も、セクハラも、個人情報保護法も、著作権さえも曖昧
だった時代である。

世界的な常識として、企業はチャリティで儲けてはいけないわけである。
出演者全員がノーギャラで、放送経費を払って、(それも私はNGだと思う)
残りを寄付するのであれば、仕方がないかなと思う。
現実はそうでさえない。
タレントは高額のギャラをもらい、テレビ局はスポンサーから放送料をもらい、
スポンサーは、店舗に募金箱を置くことで集客を実現しているわけだ。
数十年前だったら、それは許されたのさかもしれない。(本来は許されないが)
今は2020年である。こんなことをやっているのは、世界で日本だけなのだ。
アメリカとかで、この話が話題になれば、大笑いされるだろう。米国でこういうことが行われないのは、彼らが普通だからである。
仮にそういうニュースがあっても、日本のメディアは放送しないだろうが。
イメージしてほしい。
赤い羽根共同募金で、街頭で募金しているたくさんの子供たちに、時給が支払われているとしたら。
それはチャリティではなく、普通のバイトである。
チャリティって、自分が身を削ってやるところに意味があるわけで、
そうでないなら、税金とかで強制徴収すればいいだけの話である。
彼らは巧妙な理屈をたくさん用意している。
・とにかく人助けになっているんだからいいじゃない
・何十年も続いているんだから、問題ないじゃない
・別に迷惑をかけているわけじゃないんだし
・募金自体には手をつけていないし、CM料で適正の黒字を出しているんだからいいじゃない
・多少はこっちも募金はしてるし
まあ、彼らは日本で最大の権力者であるマスコミなので、何とでもできるわけだ。
それにたてつく人など存在しない。
もしチャリティ番組をやるなら、
・CMはいっさいなし
・タレントのギャラは0
・すべて持ち出しでやる
これが絶対条件である。もし、日テレがこれをやれば、たいしたものである。
乙武君とか有名な障害者の方があの番組に出ない理由は、そういうことである。
現状における日本国最大の権力者は、民放テレビ局である。
いずれ、彼らの力も弱まり、24時間テレビもなくなるだろう。
あの番組に出演している人に罪はない。彼らは知らないだけだ。
(知っていて出ている人もいるとは思うが少数だろう)
我々の歴史を振り返ると、意外に簡単に洗脳されてしまうことがよくわかる。
昭和の前半まで、天皇陛下は現人神様だったわけで、多くの人は信じていたのだ。
洗脳されてしまうことは、仕方がないことだ。
洗脳されるほうが悪いのではなく、する方が悪いだけだ。
間違っていることに気づいたら、改めればいいだけの話である。
「せっかく儲かるんだから、なんとかこのままでいたい」と思う気持ちはよくわかる。
誰しもそうである。
でも、それでは世の中を変えることはできない。
今のままでいいやと思うことは、破滅への入り口である。
我々が次のステージにあがるためにも、24時間テレビ(今のやりかたでは)は早く終わったほうがいい。
乙武くんも、サントリーの谷真海さんもでていない。
ジャニーズが出ているのは、個人の意思がないから。
あと、生きるのに精一杯の芸人がたくさんでています。
ちゃんと察しよう。彼らは悪くない。利用しているほうが悪いのだ。
この番組があるかぎり、きちんとしたチャリティ番組はできないのだ。
日テレの利益のために、テレビ局全てと新聞社すべてがグルになっているのだ。

日本はけっこう恐ろしい国なのである。

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