会社と家と天皇家の問題

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会社には創業者がいる。たいていその人がオーナーで株式を過半数持っている。

会社が大きくなると創業者の持分は少なくなり、

彼が亡くなった後は、その人の息子が継いだり、継がなかったりする。

トヨタのように、いまだに創業一族が社長でいる企業のほうが稀であり、

ほとんどの企業の経営者は、創業者との血縁関係が無くなるか、薄くなっていくものである。

一方、名家なんてよばれる家は、何代もずっと続いていたので、その家の跡取りとして、

できれば長男がその家を継ぎ、誰も男がいない場合は、婿をもらうわけである。

子供が誰もいない場合には、養子をもらったりもする。

親戚以外の養子の場合だと、血縁関係は完全に断絶するわけである。

そういう家もけっこう存在するわけである。

血縁関係がずっと継続しているほうが望ましくて、養子が入ったほうがよくない

というわけでは決してないのだ。

大切なのは、その組織がよい伝統を受け継ぎ、後世に続くことであり、

DNAを引き継ぐという物理的なことは、そんなに大きな意味がないのである。

ただ、血縁関係を引き継ぐということで、親戚連中の意思が統一され、

強い力が起きるとすれば、そのメリットを生かしたほうが得であると

過去の人々は考えたのだと思う。

それは、それで合理的な考えであると思う。

天皇になる人は、一族の男系男子に限ると考えている人は多いわけである。

単に血族が続くよりも、こっちのほうが複雑なので、一族の結束(この場合は国民)

が強まるという信仰があるわけである。

宗教なので、ある意味何をやっても自由なので、自由にやればいいわけである。

ところが、日本の天皇家は、日本の国家システムに組み込まれており、

しかも憲法によって、特定の宗教に依存してはいけないと明記されているのだ。

だから、宗教団体の意思よりも、国会の議決のほうが優先されるのだ。

もしそれに従わないのであれば、政府組織から抜けて、自由にやればいいだけの話である。

単純な話だ。

国民の50%以上が女系天皇を含む女性天皇を容認しているのだから、

国会はそれに従うべきである。

過去の経験則が絶対であるなら、人類はとっくに滅亡していたはずである。

時代や状況に応じて変化してきたからこそ、生き続けてきたのである。

何が今の状況に相応しいことなのかを、自分の頭で考えて行動するのだ。

現在の天皇は象徴である。そこに存在するだけの存在で、国家への支配力はない。

であるとすれば、男でも女でもどっちでもいいと思う。

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