天皇家の愛子さまは、衣食住に困ることなく今日まで生きてきたわけである。
では、彼女をみて「本当に素晴らしい人生だ」と思えるだろうか?
日本国籍を所有する99%の人は餓死することはない。
憲法で基本的人権が保障されているので、本当に生活できなくなれば国から、
毎月15万円程度の現金が至急されるのだ。それを受給している人は、
約1000万人程度いるという。
結果的に、日本では餓死する可能性は極めて低いわけである。
愛子さまを見て、なぜそんなに幸福そうに見えないのだろうか?
それは、幸福とは不幸との落差だからなのである。
産まれながらに大金持ちで、その人が1億円稼いだとしても、たいして大きな
影響はないのだ。
ところが、貧乏のどん底から這い上がって、普通の生活になることができた人は、
三食食べれるだけでも大きな幸福を感じるわけである。
幸福になるための簡単な方法は一度落ちることなのである。
高いレベルから、さらに上のレベルにあがって、幸福を感じるのは相当難しいのだ。
でも、一度、落ちると、そこから這い上がって、元の場所に戻るだけで
幸福になれるのである。
ゆえに、幸福になりたいと願っている人は、その願いを達成するために
大きな困難がやってくるのである。
幸福になりたいという願いが大きければ大きいほど、困難も大きくなるのだ。
仏教の創始者であるブッダは、王子様であった地位を捨て、出家して
一文無しになったわけである。
そこから、世界最高の宗教家になったのだから、幸福度は半端ではないだろう。
愛子さまが幸福なのか、そうでないのかはよくわからない。
もしかしたら、現状のままでも十分に幸福感を感じて生きているのかもしれない。
だとすれば、それはそれで素晴らしいことだと思う。
でも、もし皇室から出て、マザーテレサのような人生を歩んだとすれば、
それはとても素晴らしいことだと思う。
現状を維持することは必ずしも悪いとは思わない。
でも、今よりも幸福になりたいのであれば、一回落ちるのが最善の策なのである。
それ以外にないといっても過言ではない。
愛子さまは、ご両親ともに立派な人だと思う。
ご両親の意見や、生き方から学んで、ご自分なりに、最善の道を探して
生きていくような気がする。
これから、大きな動きがあるのではないかと思う。