原発を支持する人は、未来を考えていない人

既得権者利益

世の中には、いいことも悪いこともある。正しいことばかりして生きることができないというのも、ある意味正論である。ただし、絶対にやってはいけないということもあるわけである。それが原子力発電事業である。福島の例をみるまでもなく、安全神話は存在しない。もしかしたら、津波は防げるかもしれないが、どこかの国からミサイルで撃たれたら終わりである。テロの可能性もある。一度破壊された原子力発電所がどうなるかは、現在でも人間が入ることができない福島第一原発が教えてくれているわけである。それだけなら、まだなんとかなるかもしれないが、もっと大きな問題がある。それは廃棄物処理問題である。10万年以上消えない放射能を管理するなんて、できるわけがないだろう。しかも、その処理方法も、処理場所も決定していないで、原子力発電所の中に、その廃棄物はただ置かれているわけである。そして、原発が稼働するかぎり、その廃棄物は増え続けていくのである。とりあえず、それを止めることが第一であるのに、東京電力の方々や、政府系の方々の給料や立場や利権を優先させるために、いまだに稼働しつづけているわけである。もし、高速増殖炉もんじゅが機能していたり、前向きに研究が進んでいるなら、多少は理解できるが、もんじゅは完全に終了したのである。この状況で、原発事業を継続する理由は、東京電力関連者の方々の利権以外の理由は何もないのだ。日本国民、いや、人類にとっても害悪だけの話なのである。例えば、北海道を人間が住めないエリアにして、その中心部で、放射能廃棄物を管理するというようなプランを作成し、それを実行するなら、原発維持は可能かもしれない。もしくはどこかの外国と契約をして、砂漠の中心部から半径100キロくらいを立ち入り禁止にして、そこに100mくらいの穴を掘って10万年管理するなら可能かもしれない。毎年1兆円くらいを分割で支払うことになるだろう。考えてみるとわかるが、倫理的ではなく、経済合理性からも不可能なのである。あと、多くの人は原子力エネルギーは無限だと勘違いしているが、原料のウランは有限資源であり、しかも埋蔵量がそんなにないのだ。石油やシュールガスのほうがよっぽど埋蔵量は多いのである。今、この原発利権にすがっている人も50年後には、ほぼいなくなるだろう。でも、その利権は脈々を受け継がれていくとすれば、ずっとなくならない可能性もある。多くの人は、原発問題を忘れかけていて、政府やマスコミは、忘れさせようとしているわけである。でも、現在の日本と世界における、最重要問題だと私は感じている。なぜなら、未来の地球をよくなくする行為だからである。そして、それは利権以外に、一切の反論ができない内容のものだからである。

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