実家で大掃除をして、とんでもない数の古本を処分した。ダンボールに4個以上
の本を持って行ってもらい、後日、お金が振り込まれたのであるが750円だった。
桁が間違っていると思ったが、間違っていなかったわけである。
ブックオフは、本の価値ではなく、新しさと綺麗さで値段を決めることは
知っていたのであるが、それにしてもの価格である。
正直なところ、彼らにそれなりの利益を与えるくらいなら、チリ紙交換に
持って行ってもらったほうがまだ気分がいいと思うわけである。
もっとも現代は、ほぼチリ紙交換屋さんが存在していないので
見返りは0である。でも、わざわざダンボールにつめて、
電話をすることを考えれば、どっちが得なのかはわからない。
まあ、こんなものである。
日本という国は、古いものが極端に価値がなくなってしまう国なのである。
これは世界の常識ではない。
日本の特殊性なのである。
古本の話ではないが、米国で2万ドルで新車を購入し、2年間で8万キロを乗って
売ったら、1万5000ドルくらいで売れたわけである。
日本ではありえないだろう。
でもこれが普通なのである。