哺乳類を殺す

日常の出来事

考えてみると、哺乳類を殺すことって、ほとんどないわけである。

虫や魚を殺すことはあっても、哺乳類を殺すことは、普通の人はほとんどないのだ。

実は最近、実家で哺乳類を殺した。

ねずみである。

ねずみを殺したのは人生で2回目である。

小学校3年生の時、自宅で飼っていた鶏がねずみに食い殺されたのだ。

小屋に穴が空けられてあり、私は金網製のネズミ捕りを飼ってきて、

えさのチーズをつけて捕獲したのだ。

捕まえたねずみは、胴体だけで20cm以上あった大型のねずみだった。

ゴミバケツに水をいれ、溺死させたのだった。

この一連の作業はすべて私ひとりでやったのである。

それ以来、数十年間、私が直接哺乳類を殺すことはなかった。

そして、先日、実家で遭遇したハツカネズミを粘着シートで捕獲し、

処分したのであった。

正直にいって、気分のいいものではない。

ネズミというのは、そのルックスだけでいえば、

いわば尻尾の毛のないリスみたいなもので、実に愛らしいわけである。

でも、ダニや病原菌などをもっていて、しかも糞尿を撒き散らしていくわけで、

放っておくわけにはいかないのだ。

実家には、ネズミの嫌がる超音波を発信する機械があるが、

ほとんど効果はない。

コンビニの前で若者がたむろしないためにおいてある超音波発信器のようなものである。

はっきりいって、気休めである。

ネズミは進入路を塞がない限り、必ず入ってくるのだ。

私がみつけた進入路には、ネズミの歯型が残っていて、壁をかじって

空けてしまっていたのである。

ネズミなどの害獣を絶滅させることは不可能である。

できることは、自分の身近に来ないようにすることだけである。

考えてみるとわかるが、人間が生活する場合における害獣であって、

地球全体からみれば、人間のほうが害獣なのかもしれない。

人間が普通に生活していくということは、気づかないが、様々な犠牲の上に

なりたっていることなのである。

大都会の東京も、人間が存在しなければ、おそらく密林の森である。

そこを人間が切り開いてしまったから、このような社会ができているわけである。

何かの本で読んだが、ネズミの肉は食用になるという。

火を通せば、病気になったりはしないそうである。

そういえば実家には猫がいるのだ。

母に聞いてみたら、

「5年くらい前までは、ねずみを取っていたけれど、最近は年をとったから

まったく取らなくなってしまったのよ」

といっていた。

ウオルトディズニーはなぜ、ネズミをメインキャラクターにしたのだろう?

夢の国だからなのだろう。

現実の世界では、ネズミは害獣である。

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