石川遼という人間を心から好きで、尊敬している。
ゴルファーとしての石川遼は、必ずしも超一流ではない。松山英樹のほうが、ゴルファーとしての
実績ははるかに上である。
でも、人間として比べた場合、私は石川遼のほうがはるかに魅力的で素晴らしい人間だと
思うわけである。
すばらしい人格者が必ずしも、一流のスポーツ選手になるとは限らない。
人間性がよくなくても、すばらしい成績を残す選手に枚挙にいとまがない。
マイクタイソンなどは、その典型だろう。
マイクタイソンは、おそらくプロブクシング史上最強のボクサーである。
でも、相手の耳を食いちぎったり、様々な犯罪を犯したり、人間性という意味では
かなり大きな問題を持っているわけである。
石川遼は日本で賞金王になったあと、米国に渡ったが、目立った活躍は一切残していない。
その後、日本に戻ってきたが、そこそこの活躍しかしていないわけである。
でも、彼の真摯な態度は、我々の心をうつ。
ファンを大切にし、日本のプロゴルフの底上げを目指し、自分自身も少しでも成長しようと
努力をし続けている。
でも、結果はでていない。
今後も、結果がでないかもしれない。
無論、結果を出して欲しいと、多くのファンは思っているが、それが現実化されるか
どうかはなんともいえないわけである。
日本人の男子プロとして、最初にメジャーを勝つのが、石川遼であったら、
どれだけ嬉しいことだろうか?
でも彼は、メジャーどころか、米ツアーで1勝すらしていないのである。
それが現実だ。
私はずっと石川遼を応援し続ける。彼が勝とうが、そうでなかろうか、関係ないのだ。
ずっと応援をし続けるのだ。
彼の生き様に、私は賞賛したい。
がんばれ、石川遼。