師走の街を歩いていると、ある異変に気づいた。
松飾りを飾っている家が、明らかに減っているのだ。
なんとなくであるが、10軒に1軒くらいしか飾っている家がないのだ。
例年であれば、3軒に1軒くらいはあるように思うのであるが、今年は明らかに違う。
無論、コロナのせいだろう。
お正月気分など、味わう余裕などないのである。
スーパーの人混みも、明らかに減っている。
道路も混まないし、電車も新幹線もガラガラのようである。
それでも、それなりの数の人が初詣にいくのだろうから、コロナ患者の数は激増するはずである。
本気で止めようとすれば、ロックダウンするよりないわけであるが、
政権は経済と天秤にかけ、経済を優先したわけである。
それはそれで一つの見識である。
別に悪いとは思わない。
先日亡くなった国会議員にしても、糖尿病などの基礎疾患があり、しかも喫煙者だという。
老人でなく、基礎疾患のない人にとってのコロナは、インフル程度のものであると
私は思っている。
様々な情報から総合的な判断として、私はそのように解釈しているのである。
ひとつだけ心配なのは、変異したコロナウイルスがどの程度のものなのかということが
よくわからないところである。
いままでのコロナとは異なり、恐ろしいまでの力を持っているのなら、注意しないといけない。
その情報は現状では十分ではない。
どの程度、日本人に影響があるのか、まったく未知だからである。
もし、相当なものであれば、外国人の往来を遮断するだけでは十分ではない。
すべての人の日本入国を阻止しないといけない。
ウイルスは、日本人と外国人を区別しないからだ。
仮に二週間症状がでない日本人がいたとしても十分ではない。15日目に発症する可能性だって
否定できないのだから。
そして広まったら、おしまいである。
そういう水際作戦が十分であるとはとても思えないわけである。
ウイルスは肉眼では見えないからだ。
これだけ静かな年末は、人生で初めてである。
これが最初で最後であるといいと思う。