新婚を除いて、幸福そうな夫婦の数は本当に少ない。
結婚後、10年以上経過していて、本当に羨むくらい幸福そうな夫婦は本当に少ないものである。
北斗晶と、佐々木健介は仲が比較的よさそうだとは思うが、
なんというかビジネスで仲良くしている感が漂っており、
たまにテレビで怒鳴り散らす北斗の態度を見ていると、必ずしもシャレになっていないと思う
わけである。
まあ、あの二人は幸福なカップルのほうだとは思うが、
客観的にみて、羨むくらい幸福ではないと思う。
私の知り合いで、結婚して30年くらい経過しているのであるが、本当に仲のいい夫婦がいる。
彼らは、いっしょにゴルフにいったり、二人だけで旅行にいったりもしているのだ。
子供は二人いて、一人は社会人で、もう一人は高校生である。
まあ、そんなカップルはそうはいないわけである。
彼らを見ていて感じるのが、本当にすべてのことが対等で、
どっちかがマウントしていないのである。
たいていの夫婦は、奥さんか、旦那さんのどちらかが、過剰に威張っているものである。
奥さんが強い夫婦は、他人から見ていて、なんか面白がられる場合が多いが、
旦那の側からすれば、たまったものではないわけである。逆もしかりである。
一見夫婦仲がよさそうに見えるが、旦那さんが大金持ちで、
奥さんが遠慮している夫婦も、あまり幸福そうには見えないものである。
「あと何年かすれば、あいつが死んで全財産が私のものになるまでの我慢よ」
感が満載の人もけっこういる。
旦那もそれを知ってか、知らずか、わざと奥さんを怒らせるようなことをしたりして
様子を見ていたりするのだ。
まあ、他人の自由であるが、こういう夫婦も幸福とは言い難いだろう。
だいぶ前に不審死を遂げた紀州のドンファンなどは、典型例である。
長年連れ添って、幸福そうに見える夫婦は、本当に少ないと思う。
はたから見ても幸福で、本人たちも幸福だと思っている人って、
なんとなくであるが1%も存在していないような気がする。
もしそういう人に出会うことがあれば、それは本当に幸福なことだと思う。
芸能人のカップルであえていうなら、漫才師のかつみさゆり夫妻は幸福な感じがする。
でも、彼らには多額の借金があるから、本当に幸福だとは思えないので、
ちょっと違うかもしれない。
別の見方をすれば、年季の入った夫婦は、仲が悪くて普通なのである。
仲が悪くても、いっしょにい続けるのがいいことだとは思わないが、
それが日本という社会においては、むしろ普通なのだと思う。
米国に住んでいた時に、歳をとってもイチャイチャしているカップルのほとんどが、
再婚だと知った時、なんか納得したものである。
米国でさえ、長年連れ添った夫婦は仲がよくないものである。
クリントン夫妻のように。