わたしは日本の大学を卒業し、米国でMBAも獲得した。
その上で思うのは、現代の日本の社会情勢で、大学で勉強する意味はあまりないと思う。
具体的なプランがないので、モラトリアムとして大学に行くのはありだと思う。
何もしないよりは、何かをしたほうがいいと思うからである。
医者になるためには、大学を卒業しないと無理であるが、
現在、大卒でないと獲得できない資格はかなり限定的になっているわけで、
特に文系の大学を卒業する意義は、かなり低いと思うわけである。
わたしには、19歳の息子がいるのであるが、
浪人が決まった時に、
「セブンイレブンで半年アルバイトで働いた後に、
俺が金を出すから、セブンイレブンのオーナーのなって2年間
頑張ってみるのはどうだ。すべての仕事の基礎が身につくし、
その後に、どんな仕事をやっても大成すると思うよ」
という提案をしたところ、しばらく考えて
「いいや」といわれたのだ。
まあ、彼の人生である。彼が自分で考えて、やればいいだけのことである。
この春から、彼は大学生になるわけであるが、
彼が大学を中退して
「やっぱりあれやっていい?」といってきたら、うれしいと思う。
まあ、なんでもいい。彼の人生である。自分で納得したことをやればいい
だけである。
この世に正解なんて存在しないのだ。
自分が感じた、自分が正しいと思うことをやり続けることが最善の道なのだ。
「〇〇がこういったから」というのに従うのは最悪の人生である。
自分がどう感じたかだけが、唯一の真実なのだ。